ここ数年の間で、次々と食品偽装事件が発覚して、私たち消費者の間では食の安全性について、少しずつ鈍感になっている気がします。 しかし、それは大変危険なことで、とくに子どもさんがいる家庭では、いつでも食に対して、敏感でいなくてはいけません。
最近の食品偽装事件を振り返ると、大きく二つに分けられます。 一つは食肉に関わる偽装で、もう一つは加工品に関わる偽装です。
野菜や魚、米やパン、めん類など、主食系の食品については、食品偽装事件が逆に少ないと言えます。 たいてい魚や野菜は、丸ごとの状態で売られているので、偽装が難しいのかもしれません。 加工品を控えて、そのような食材をなるべく使って、調理するように心がけると良いでしょう。
日本人は、食品だけでなくブランド志向の人が多いようです。 もちろん老舗ブランドの信頼は、ほとんどの場合ですばらしく、商品も期待を裏切らず、とてもおいしいものばかりだと思います。
しかし、最近相次いで起こった事件を振り返ると、必ず大丈夫だと思っていた老舗でも、信頼を裏切るような事件を起こしています。 また、特徴的だったのが、偽装が発覚した商品の多くが、加工品であったことです。
これから、このような事件が起こらないことを願いたいのですが、これだけ多くもの会社で発覚するということは、他でも行なっていると疑ってしまいます。 そうなると、消費者側が安全な商品を選択するしか方法はありません。
すべての店に疑いを持つ必要はないのですが、ブランドや老舗だからと過信してはいけません。 毎回買う前に、本当に大丈夫か気をつけると良いでしょう。
また、偽装食品から大切な子どもさんを守る方法の一つとして、お子さんのおやつに関しては、お母さんが安全な素材をそろえて、手作りしたおやつを与えることも大事なことだと思われます。
|