今回のお話では兼続が、味方からも信頼を失ってしまうような場面がありました。
一度抑えておいた武田が再び北条ととともに、乗り出して来たからです。
だからまた上杉景勝と兼続達は不利にな形勢となってきました。
そのために再度、武田勝頼と交渉させてくれるよう、景勝に 申し入れるのですが聞き入れられません。 そのうえ兼続の「利で持って釣る」というやり方がイマイチ、景勝や他の家臣達には受け入れがたいものだったのです。
「利」と「義」は相反するものに近かったからです。
そしてついには、同士であった小姓仲間にまで見限られてしまうのでした。 それでも兼続はあきらめませんでした。
そして父親も出てきて兼続をフォローしました。
兼続は景勝の説得に成功。 また小姓組みもまた賛成させ、一緒に武田勝頼との交渉へと向かったのでした。
兼続の黄金を使っての交渉に、武田勝頼は露骨に嫌な顔を見せますが、結局成功しました。
上杉景勝は武田勝頼の妹「菊姫」を、室に迎えることになりました。 むろんこれも政略決婚であり、体のいい人質ということでもあります。 またここで女性が一人、犠牲となりました。
この辺りは戦国時代の常とはいえ、悲しいですね。 もちろん景虎の妻の華姫もまたそうですが・・・。 彼女も夫と実兄の間に起こった抗争に巻き込まれて、悲劇のヒロインとなりました。 そして華姫はけなげに景虎についていくことを選びました。
でもここに上杉と武田の和睦はなり、かっての宿敵は盟友となったということです。
景勝−武田と景虎−北条の対決となりました。
来週の放送ではこの内乱に決着が着くのでしょうか・・・。
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