大連帰国日記

2005年 08月 17日 の記事 (1件)


その後、結婚式の会場準備を見せてもらった。今回の結婚式の新郎は中国人朝鮮族、新婦は中国人漢族だそう。結婚式なんて文化の象徴的なイベントだから興味深々だった。。が、見ず知らずの人の結婚式にいきなり参加するなんてなんて厚かましい・・・と思い、そのごに及んで相当気が引けた。
それでも面白そうだし、こっちの人からすれば、失礼には当たらないらしいのでお言葉に甘え、変な外人パタパタは会場をウロウロさせていただいた。日本で言えば「どのようなご関係でしょうか〜?ご用件は?」みたいな状況。。準備を手伝おうかと思ったが、特にやることもなく撤退した。
さて翌日。9:58分という縁起のいい語呂合わせの時間に開式だ。
花で飾った車から新郎と新婦が到着。爆竹が鳴らされる。 人がおめでたいときに、後ろでは車が邪魔だったらしく、一般の車たちがクラクッションをブーブー鳴らしまくっている。。なんて失礼な!って思ったのは私だけみたいだ。。 朝鮮の民族衣装をお召しだ。


さて、その後、新郎新婦さんはお召し変え。私は会場をウロウロキョロキョロ見渡していた。
おもしろい!会場を中央で二つに分け、新郎側では朝鮮語が、、新婦側では中国語が飛び交っている。みんな中国人なのに・・・そして私の半径1メートル以内は日本語だ。


飾りは朝鮮族の習慣だそう。いろいろな食物が並べられている。実は鶏も鯉も本物だ。鯉にはタバコを加えさせている。。面白い案だが鶏や鯉さんにアーメン。

司会は中国語と韓国語の二ヶ国語で話している。結婚式自体は日本みたいにまとまって皆で同じ物に注目したりするのではなく、身内の挨拶などの始めのプログラムが終わると、みんな好きなように行動する。ある人は帰り、ある人は食べる、話す、写真をとるなどだ。そして新郎と新婦は知り合いの一人一人を回り、タバコを渡したりお金を受け取ったりする。
そしてその間、新郎と新婦は高校の同級生にタバコを。親しいもの同士だから最後に回ってきたのだろう。だが彼ら、新婦が火をつけているそばから友達同士で消しあっている。おもしろい結婚式だ。そうしている間、歌と踊りが始まった。朝鮮族の親しい人たちで残って、歌い踊っている。
それが終わると、今度は新郎も新婦も友達たちも踊りだした。すごい盛り上がり様!ちなみに歌は100%、朝鮮語だった。バンドも呼んであり、トランペットやトロンボーン、サックスもにぎやかで、見ていて楽しかった。


盛り上がった式が終わると、高校の同級生とやらに混じってカラオケに行った。皆にとっては得体の知れない外人の私もなぜか参加。歌は全て朝鮮語で、一言も分からなかった。ただみんなの話を聞いていると、おもしろい。中国語で話していても、途中から朝鮮語になったりその逆だったり。。でもみんなの中ではかみ合っている。バイリンガルっていいなぁ。出てきた料理は全て辛い!辛い!お皿は真っ赤に染まっている。。
「中国人の朝鮮族」というより、「在中の韓国人」なんじゃぁ・・・?と思っていた。
盛り上がり様はまぁ日本人のごく普通のマジメな若者と同じだろう。

日曜日の夕方、また電車で大連に戻り、沈陽旅行は無事終了! 
遊び疲れました〜
2005 08/17 12:51:54 | none | Comment(0)
Powerd by バンコム ブログ バニー