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ふとした瞬間にそれはやってきた。 さみしい気持ちがした。 やがてくるものだと思っていた。今までの先輩たちの気持ちはよくわかっていたつもりだった。けれどそれは自分で感じることになるとは思っていなかった。いや、目をそらしたかったんだと思う。その現実に。
この心を、時間を、生活を占めている大きなモノがなくなってしまうのだという現実。ぽっかりと空いてしまう穴。私に何が残るんだろう。ひどく寒い気がする。
ニコチン中毒みたいだから、急ブレーキは無理みたいだからオーバーランして少し緩やかに走ることはだめかい?卒業まででいいから、執着しちゃだめかい? どうかだめだといわないでほしい。
そんな妄想をした。
↑ファンタジー調デス
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