はい、巷ではセンター試験とかやってるらしいですが
高専生の五月雨さんには関係ありません。
しかし、五月雨さんもまた試験です。
そう、自動車学校の卒業をかけた…


…と重々しく書いておりますが
実際に重いです、

身体とかが。

昨晩の飲み過ぎと寝不足が
もろに身体に来ちゃってます。
それでも今日行かなきゃ行けないんだ。
と言うワケで行ってくる。


…移動中…



移動完了。
んで、送迎車から下り次第五月雨さんは
早朝で開いたばかりの自動車学校へ突入。
もちろん脳内では叫んでます。

「ヒャッホゥ、イッチ番乗りィッ!!」


…死亡フラグ。


そして受付を済ませ待機。
「落ちるかも…（＝全剃りかも…）」
という大きなプレッシャーの中
メンタルが強いと思われがちな五月雨さんは
ドッシリと構えて時間を待ちました。

ちなみに30分程度の待ち時間で
500mlペットを２本と
チョコレート500円分を消費。
トイレに３回行くという頻尿っぷり
さて、正直に言おう


無茶苦茶緊張してます。


俺のメンタルなめんなよ!?
貴様らの想像を超越して脆弱だぞ？



とまぁ、貧弱アピールは置いておいて
いよいよ検定開始です。

簡単に内容を説明すると
２人一組で検定を受ける形で
前半の人は目的地までの移動。
後半の人は教習所までの帰還。
その後、また同じ順番で教習所内で
縦列駐車の練習をして検定終了の流れ。

もちろんクジ運の悪い五月雨さんは
前半に運転する方に選ばれまして
助手席に検定員。
後部座席にもう一人を乗せ発進!!


・・・以下、脳内・・・
よし、大丈夫だ、いける、俺なら、いける。
がんばれ、おれ、逃げちゃ駄目だ。

スムーズな発進、今日は調子が良いぞ。
あれ？　この道って左折…だよな？
あれ？　直進？　え？　え？
・・・・・・・・・・・


ものすごい勢いで迷子

いや、実際は道を間違えたりは
していなかったんですが
プレッシャーで見事なまでにビビってました。

しかしなんとか持ち直し
やっと目的地まで残り半分。
快調な運転になってきました。
そんな時、後部座席から…


「み、み、みらくる、みっくるん○ん♪」



伝説!?


えぇ、なぜか後部座席に座っている野郎が
ギリギリ聞こえるぐらいの小声で歌ってるんですよ。
いや、最初は耳を疑いましたし
「まっさかぁ」
と誤魔化していましたが
よくよく考えたらあんな電波な歌詞
一曲しか存在しえねぇよ。
という結論に達しました。
えぇ、ちなみに今は笑い話として書いていますが
運転していた五月雨さんは


過去最高の動揺を見せました。


なんでみ○る？
なんで○くる？

なんでなんだよぉぉぉぉぉ!!



いや、落ち着け俺。
そんな些細(!?)なことで動揺して
落ちるなんてことをしたら

全剃りだぞ？

さて、再び


五月雨さん、ものすごい動揺


クールになれ、クールになるんだ五月雨流!!
よし、大丈夫、高専ではよくある話。
むしろあんなん一般曲だしぃ。
前剃りとか命と人権に別状ないしぃ。


…よし、クールダウン終了。
信号でもちゃんと停止線にピタッと停止。
完全に本調子をとりもどしました。

教「ふむ、そろそろ交代だね。」
俺「えぇ、緊張しましたよ。」
教「君、準備大丈夫？」
後「うん、緊張しないために歌ってたからｗ」
俺「（あぁ…そんな理由が）」
教「ちょっと五月蝿かったね、なんて曲なの？」
後「恋のみく○伝説っていう俺の一番好きな曲っす」


『一番』好きな曲…？


なんでなんだよぉぉぉぉぉ!!

いや、人の趣味にケチつけるのは
あまり好きじゃないけど言わせてもらう

おかしいだろ!?　おかしいよな。

百歩譲っても他人が運転してる時に
後部座席で歌って良い曲じゃねぇよ。
いや、他人が運転してる時に
後部座席で歌って良い曲がなんなのか
俺自身もわからないけどもさ。
だがお前のせいで何回動揺したと思ってるんだ!?
畜生、落ちたら貴様も全剃りに巻き込むぞ!?



と、見事な逆恨みをしつつ
路上検定終了。
検定直後の教官から

ボロクソ言われるという大惨事っぷり

もう、注意力散漫とか言われちゃったよ
そりゃ仕方がねぇよ、後ろがコレだもの。

その後、縦列駐車もしましたが
得意科目なので面白げの欠片もなくクリア。
そして結果ですが


なんとか合格いたしました。


これであとは免許センター行って
学科に受かるだけだね。
さて、一番近い俺が行けそうな日は…
今月中は無理そうだし…
来月も学校でちょっとなぁ…
つまり

…３月？


…五月雨さんの免許は
当分先の話らしいです。