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北京五輪の開会式で、北京市内から会場の国家体育場(愛称・鳥の巣)まで連続して打ち上げられた花火の映像が、コンピューターグラフィックス(CG)による合成映像だったことが分かりました。
また、9歳の少女が革命歌曲を歌う場面も、別の少女が歌った“口パク”でした。 この口パクに関し、音楽を担当した作曲家は国家利益のためだと説明していたようです。
国家利益のために、情報の加工・偽装を行うというのは、オリンピックというスポーツの祭典という趣旨からするとずれています。
正々堂々、皆で一生懸命に取り組む。
オリンピックは競技だけでなく、オリンピック全てがそのようなものであって欲しいと願います。
北京オリンピックも無事終わり、予想されていたような暴動や混乱は起こっていなかったように思えます。
しかし、今回の北京オリンピックの偽装、本当にオリンピックの裏で混乱が起きていなかったのかも疑問です。
おそらく起こっていたとしても、中国側で情報を流さないように規制していたのではないでしょうか?
これに関しては、国家利益のためもあると思いますが、せっかくのオリンピックに水を差されなかったという意味ではよかったのかもしれません。
オリンピックが終わり、中国の景気は早くも陰りが見え始めています。
中国を中心に経済成長が進んできた昨今から転換期を迎えようとしています。
これから日本は、企業は、わたしたちは、進むべきゴールを定め、偽装や嘘を行うことなく真摯に成長のために取り組んでいかなければいけません。
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