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なぜ赤字じゃ駄目なのか?
の2つ目の理由をお話します。
それは、
2、赤字会社は借入ができなくなってくる。
です。
バブルの時には、不動産の担保などで
銀行借り入れは簡単に
できていました。
バブルがはじけた今となっては、
不動産の価値が減っています。
そして、
何より
銀行側の
借入に対する姿勢が変わりました。
以前は、
赤字会社であっても
不動産を担保にすることで
貸出を行っていました。
しかし、
現在は
まず最初に
会社の経営状態の審査から入ります。
ここで会社の経営状態が悪いと
判断されると
不動産担保の提供の話まで
いきません。
銀行としては
将来の会社の成長のために
貸出を行うので
価値が下がりがちな現状の不動産に
重点を置いていないのです。
将来の会社の成長、
それは会社の売上が順調に伸び、
利益を継続している
という実績です。
決算書の数字なのです。
赤字が続くということは
会社の将来性に
黄色信号が灯っている状態です。
銀行からの信用を
何としても
取り戻し
借り入れできる状態にしておくべきです。
そのためには、
「黒字経営」を
目指さなければいけません。
そもそも
うちは借入は必要ないから
と思う方もいるかもしれません。
いえいえ、
今すぐではなくても
ほとんどの業種では
借入は必要になると思います。
借入が必要ない業種は、
コンサルタントなどの
知財を商売にしている業種ぐらいでしょうか?
今すぐ借入をしなくても
何かあった時に
できるだけ
スムーズに借入ができる状態や関係を
銀行と築いておく、
そして
何よりも「黒字経営」を
常に心掛ける必要があります。
先行きが見えない昨今だからこそ、
こういったリスク回避の取り組みが
必要不可欠です。
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