法人である限り1年に1回、決算書を必ず作成します。

しかし、この決算書を会社の経営に生かしていない会社が多いと感じます。

税金を計算するために仕方なく作成する。

金融機関から融資を引き出すために、決算書を加工する。

決算の本来の存在価値は会社の現状を把握し、改善努力するための会社の成長のための羅針盤や地図なのです。

法人は収益を上げることを目的としています。

ということは、他の法人との競争や差別化が必要です。

そのためには、自らの会社が他の会社と比べて、どの位置にいてどこが弱くてどこが強いのかをしっかりと把握する必要があります。

これを把握して初めて、どのような成長をしていくのか戦略を立てることができます。

自分の現在位置を把握せずに突き進んでいくことは、ただ闇雲に暗闇の中を突進するようなものです。

決算書という地図とそれを把握できる参謀がいて初めて、成功への道を照らす明かりが灯ると考えます。

皆さん、せっかく大変な思いをして作成する決算書を、会社の成長のために活かしてください。

決算書には、利益や損失だけではなく、現状を打破できるヒントが隠されています。

だからこそ、金融機関も決算書の存在を重要視するのです。

しっかりと決算書を分析できるようになってください。

そのためには、自ら勉強する方法と専門家に分析してもらう方法があると思います。

それぞれに合った方法で頑張ってみてください。



2007 07/05 09:25:47 | none | Comment(0)
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