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お金持ちになれるの次に多いのが幸運になれるというもの。 中には幸運体質???になれるという書籍まである。 最近の流行はお片づけで運気改善といったもの。さっぱり片付けば 気分も晴れて良くなるかもしれない、ある意味理が適っているようではあるのだが。 忘れてはいけない 運は運だ。コントロール出来る範囲のものではない。 賢明な経営者であればあるほど あの時 あの落し穴に落ちないでよかったと言う。 もしあの時 大手だったあの会社と取引出来ていたら 今頃連鎖倒産で路頭に迷っていたかもしれない。とか。もし もっと才能があったらしがみついて人生を棒に振っていたかもしれない。 サラリーマンで人並み以上の裕福な人でも。あの時 あの女と駆け落ちしていたら今頃悲惨だったかも、とか あの時カッとなって会社を辞めていたらと思うと背筋が寒い、とか。 彼らの多くは愚鈍であるがゆえに 遠吠えするだけで人生を踏みとどまる事が出来た。しかし それは幸運である。 愚鈍で才能がない事が幸運だったのだ。偉人は努力はするが それ以上に天才であったのは間違いない。その中でも不幸な恵まれない人生を送る天才もいるのだ。 運も実力のうちというが それは正しいと思う。成功した人は限りなくいるが世の中が必要として輝き続けている人は僅かだ。一瞬の輝きで人生を謳歌できる幸せな人だっている。 すべては価値観や観念の問題だろう。私らは 幸運はあっ!ラッキーと受け取り、災害にはあわない様にと願い、愚鈍である事を自覚するのが最も賢明ではないだろうか。
へんに要領が良いとへんに損をするもんだ。
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