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錠剤型麻薬の押収が急増
今年1−6月のMDMAなど錠剤型麻薬の押収量は約35万8000錠で、過去最多だった昨年同期の約10倍に急増していることが4日、警察庁のまとめで分かった。 錠剤型麻薬の使用や所持での摘発は昨年同期より15・6%増えて459件で、摘発人数は同3・3%減り204人だったが、うち20代と未成年者が全体の約78%を占めた。覚せい剤でも少年の摘発が同31・4%増えており、若者による薬物乱用の深刻な状態が続いている。 錠剤型麻薬の年間の押収量は7年連続で増加。今回膨れ上がったのは、2月に警視庁などが、暴力団組長らが埼玉県内の倉庫に隠していたMDMA約28万6000錠を押収したことなどによるが、上半期だけで、過去最高だった昨年1年間の押収量の約76%に上っており、警察庁は警戒を強めている。
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