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 マルチ商法とは、販売組織の加盟者が消費者を組織に加入させ、さらにその消費者に別の消費者を組織に加入させることを次々に行うことにより組織をピラミッド式に拡大していく商法をいいます。販売員となった消費者は、商売の経験が乏しい主婦や青年層が多く、売れない商品を抱えるとか、不必要な商品を抱えるとか、不必要な商品を大量に購入させられるなどの問題が生じやすいことから、このような販売方法そのものが禁止されているわけではありませんが、「特定商取引に関する法律」により「連鎖販売取引」として規制されており、広告規制、契約書面の交付義務、クーリングオフ制度等が設けられています。
 このような販売システムへの加入をインターネット上のホームページや電子メールを利用して勧誘するケースがありますので、契約前に内容をよく確認して下さい。
   

※ ねずみ講とマルチ商法
 ねずみ講とマルチ商法は類似していますが、マルチ商法は特定の商品の再販売等を行うことにより、加入者がマージンを受け取る組織的販売方式であり、適切な組織運営を行えば事業を維持することは可能であるのに対し、ねずみ講は生産的な活動を伴わない金品配当組織であり、新しい加入者の勧誘が必ず行き詰まり、組織の維持が不可能である点でマルチ商法と大きく異なります。
 このようなことから、マルチ商法は法による規制は受けているものの禁止されていないのに対し、ねずみ講は法により、開設、運営、勧誘等の行為が一切禁止されています。


2005 08/16 20:59:43 | 防犯情報 | Comment(0)
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