ハイドロ・プレーニング現象
水のたまっている道路を高速で走行するとき、ある速度以上になると、タイヤの排水作用が間に合わなくなり、水上を滑走する状態になって、接地力が失われ車の操縦ができなくなる現象をいう。なお、トレッドが摩耗して溝が浅くなると、サイピング、トレッドなどの排水機能が低下しこのような現象が起こりやすくなる。時速70キロメートル前後から発生の可能性があるといわれ、タイヤの空気圧が低いほど起こりやすく、路面の推進が1センチメートル前後で起こりやすいとされている。一般に濡れた道路では、摩擦係数が減り滑るようになるが、これはハイドロ・プレーニング現象とは異なる。
トレッド・・・タイヤが路面と接触する部分のゴム層
日常の点検すべき項目
1 タイヤの空気圧が適当なこと
2 亀裂及び損傷がないこと
3 異常な摩耗がないこと
4 溝の深さが十分であること

