スイスを旅行した時の事です。
マッターホルンが観える町、ツェルマットに泊まりました。

出立の朝6時頃、マッターホルンに雲がかかっていなかったので、喜々として、この山が一番美しくみえるというスポットへ行き、刻一刻と表情を変える姿を写真に撮りまくりました。

朝日がマッターホルンに当たり始め、一部が赤く染まりやがて全体が赤く染まってゆく様は見事でした。
念願の雲に隠されない完全な姿のマッターホルンを遂に観ました!

私が今回のスイス旅行に一番期したものは美しいマッターホルンの姿に出会う事でした。
独立峰で凛と立ち、まるで人間の頭のような形をしたトップをカクッと曲げている様に人格を感じていたのでしょうか。
その雄姿に孤高の人、苦難に悠然と立ち向かう人間の姿、そのような物を感じていたのでしょうか。
とにかく、マッターホルンの姿を観たい、会いたいという願いは最高の形で叶いました。

しかし、出立時の朝8時頃になると、山のほとんどが雲に覆われてしまい、上部だけが厚い雲の上に聳える姿に変わってしまいました。が、この状態のほうが、神秘的なものが漂いかえって不思議な魅力に溢れていました。
絵葉書に載せられるマッターホルンの素晴らしい姿をほとんどカメラに収められホクホクの私でした。