昔、と言ってもまぁ10年位前に「お前は器がでかい」なんて言われたことがある、 「そうですかー?」なんて返しながら思い浮かべた自分の器のイメージは「穴の開いた掃除とかで使う青いバケツ」だった。 中学生の頃は根拠の無い自信がそこそこあってそれなりにうまくいっていた時期、なのに「穴の開いた」という発想は意識下で感じている自分の欠点を如実に表していたのだろう。 これに似たもので「ネジが数本足りない」なんてのもある。 要するに必要な箇所、パーツの欠如があることを薄々感づいていたのだろう、 こんな言葉も何度か頭を過ぎった「一般的で大事な感情や思想は人よりだいたい3年遅れて手に入る」 場面場面で「一般的で大事な感情」は具体的にあったが思い出せない。
今日でだいたい23年と7ヶ月生きてきたけど基本的なスタンスは「足りないものを見つけ補う」だったように思える。 、、、 うぅ、、気にくわない、、、 穴が開いてる利点だってあっただろうしピックアップが1つ壊れているのにいい音を出すギターが本当にあるかどうかは知らないがそれに近いニュアンスのものはあるだろう、 手に入れて重荷になった感情もありそうだ、 バランス感覚とか客観性なんて言葉もあるが要は自分の目より他人の目に重点を置いてきたことになる。 俺は穴も不良箇所も欠如した感情も「素晴しい」と言い切りたい。決意ではなく希望だが、、。
4年前くらいに易者に言われたことがある、 「あなたは選んだ方がいい、自分の感性に従った生き方か、社会の感性に従った生き方か、、両方できる能力はある、ただ選ばなければ両方できない」 選ばなかった、今も選んでない。 あえて選んだとすれば「両方を求める生き方」だ、だから悩むことも2倍、いや3倍くらいあるのだろう。
進化、退化、不変、、、なんでもいい、俺は俺が望む形になる。
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