アレルギー、金属をはじめ卵などの食物による症状、アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎また検査、猫と犬に見られる症状とは

2009年 06月 21日 の記事 (5件)


花粉症(アレルギー性鼻炎)の仕組みは、体内に入った花粉が鼻などの粘膜に付着して、花粉のなかのあるアレルゲン(抗原)を粘膜内の白血球のマクロファージがつかまえ、 HLA が花粉を異物と判断し、細胞に情報を送り、 抗体( IgE 抗体)をつくらせるのです。

この IgE 抗体は目や鼻の粘膜にある「肥満細胞」に付着し増殖します。

そして増殖が一定レベルに達するとヒスタミンやロイコトリエンといった化学伝達物質が放出します。

これが、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみという症状を引き起こすのです。

花粉症をおこすアレルゲンとなりうる花粉は、現在日本で約 60 種類ほどといわれています。

2 ? 5 月に症状が出る花粉症のアレルゲンはスギやヒノキですが、ウメ、クリ、クヌギ、ケヤキなどもなります。

5 ? 6 月にはシラカバもあります。

8 月後半から 10 月に症状の出る花粉症はヨモギ、ブタクサ、イラクサ、ススキ、カナムグラなどがアレルゲンで、通年で症状がでるイネ科の植物の花粉症もあります。

花粉症には耳鼻科での治療やヒスタミン薬などの処方もありますが、サプリメントで症状が緩和されたという例もあります。

ハーブのネトルは IgE 抗体の生成を抑制するのに効果があり、花粉の季節の2週間ぐらい前からの摂取で予防ができます。

ビタミンC、また甜茶やバラの花エキスはロイコトリエン・ヒスタミンの働きを抑えます。

マグネシウムはヒスタミンの放出量を抑えるのに効果があります。

βカロテンは鼻の粘膜を強くし、刺激に強くします。

ローズマリーやシソやミントなどシソ科の植物に多く含まれる黄色色素のルテオリンは、抗アレルギー作用があり、ペパーミントやティトリー・ユーカリなどは抗炎症作用をもち、ノドや鼻の腫れやかゆみを抑えてくれます。

ヨーグルトでも知られていますが、乳酸菌は花粉症の原因の一つともいわれる腸内環境の悪化を改善します。

もちろん、これらは食品として直接摂取することが可能なものもありますが、なかなか手軽に手に入れることもできないものです。

そこで手軽に摂取できる方法として、サプリメントを利用してみてはどうでしょう。

絶対的な完治を促すものではありませんが、予防や症状の緩和を目的として主治医に相談の上、取り入れてみてはいかがでしょうか。
2009 06/21 19:18:39 | アレルギー
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アレルギー性皮膚炎(アトピー)に効果があるといわれる温泉治療ですが、何処でもいいというわけではありません。

アトピーの炎症を悪化させてしまうのは肌の表面にある黄色ブドウ球菌が原因です。

これが繁殖し、皮膚炎を起こしますが、この黄色ブドウ球菌の殺菌に酸性のお湯が良いとされています。

硫黄水素泉や硫化水素泉、酸性水がジクジクと炎症を起こした肌を静め、イオン化した成分が皮膚から体内に入り皮膚組織を正常化させる効果があるのです。

万病の治療に良いとされている草津温泉は皮膚炎の治療にも有効です。

温度も高く透明なお湯はもちろん酸性です。

最近ではアトピーの治療に良いと注目されている温泉のひとつです。

また北海道の豊富温泉は古くから火傷に効く温泉として知られていますが、黄褐色の湯はアトピーの治療にも効果があります。

近くには宿泊できる施設もあり、湯治に来る人が後を絶ちません。

薬に頼るばかりの治療に変わって、注目されている温泉療法。

この温泉治療で症状が改善された例を見るとIgE地が劇的に下がっており、十分な効果が確認されているが、あくまで改善された例であって 逆に湯の効用に感化されただけでアトピー体質そのものの改善にはなっていないこともあるようです。

ステロイド薬の慢性的な使用によって副作用を起こしている場合の、ステロイド離脱には良いのかもしれませんね。

また低下している内蔵機能の活性やストレスの発散には最適でしょう。

しかしアトピーの症状と要因には人それぞれ異なったものがありますので、療養には医師に相談してから行ってください。
2009 06/21 19:17:07 | アレルギー
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アトピーに治療には免疫や炎症を抑えるためのステロイド薬や免疫抑制薬(タクロリムス)などの外用の塗り薬が使われます。

また痒みを抑えるために抗ヒスタミン薬などの飲み薬を服用したりもします。

しかし、それぞれに副作用もあり、長く続けてもそれほど効果が無いなど、人によっては有効な治療法で無い場合もあります。

このほかにもアトピーの治療には、当帰飲子や十味敗毒湯・消風散などの漢方薬、または煎茶など、薬剤だけでなく食事療法も用いられます。

しかし、アトピーは原因そのものが遺伝的な体質によるものが大きく、まだまだ解明できない部分があり、必ずしも有効な治療法が見つかっていないのも事実です。

乳幼児期に発症したアトピーが成人しても全く改善されず、辛い症状を抱えたままの人もいれば、12?15歳ごろには全くきれいに治ってしまったという人もいるのです。

また薬剤や食事療法では効果が無かったのに、温泉の水で症状が治まるという例もあるのです。

この温泉がアトピーに良いのは、皮膚炎の治療には酸性水がよいからです。

温泉にはアルカリ性と酸性の温泉水がありますが、アトピーの治療によいのは、酸性の温泉です。

酸性には殺菌作用があり、皮膚炎でジュクジュクした皮膚を治すには酸性水で洗うのがよいといわれます。

一般的な家庭の水道水には塩素が含まれており、皮膚炎には良くないのです。

アレルギーの改善に免疫は大きなかかわりがありますが、そこでも体質の酸性度を変えることの重要性が認められています。

アルカリ体質はメンタル的な部分でも楽観的であったり、前向きなことが多く、免疫力や自然治癒力を高め、アレルギー症状の改善に効果があるのです。
2009 06/21 19:15:32 | アレルギー
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初めてピアスをつけたら、かぶれて大変なことになってしまった!なんてことはありませんでしたか?それはきっと金属アレルギーでしょう。

ピアスは皮膚に穴を開けて直接皮下組織に金属が触れるため、金属アレルギーが起きやすいのです。

金属アレルギーとは、アレルギー性接触皮膚炎といい、アクセサリーや下着についている金具など、身につけている金属が汗や体液で溶けてイオン化し、体内に入り拒絶反応を起こすことです。

症状としてはかぶれや痒みなどが多く、赤く腫れてくることもあります。

アレルギーを起こしやすい金属としては、ニッケル・コバルト・クロム・亜鉛・マンガン・銅などがあります。

金・銀・プラチナは比較的アレルギーを起こしにくいとは言われていますが、皮下組織に直接針をさすピアスなどではアレルギーを起こしてしまうことも多いようです。

アレルギーを最も起こしにくい金属としてはチタンがよく言われますが、最近ではこのチタンを金具の部分に使ったピアスが良く売られています。

金属アレルギーは誰でもがなるというわけではありませんが、一度反応を起こしてしまうと再び同じ金属に接触すると、ほほ必ずといっていいほど、またアレルギー反応を起こします。

では金属アレルギーを起こしやすい体質というのがあるのでしょうか。

金属は酸性に弱いという性質を持っているため、汗や体液に溶けやすくなります。

したがって、汗をかきやすい人、また皮下組織に浸透しやすいような角質層の薄い人などはアレルギーを起こしやすくなります。

また冬よりも、汗をかきやすい夏のほうが当然アレルギーが起きやすく、不衛生な環境にあると反応しやすくなります。

ですから、アレルギー体質だと疑われる人は身に着けないことが一番ですが、まずパッチテストなどで自分が反応を起こしてしまう金属をあらかじめ特定するのもひとつの方法でしょう。

その上で安全な金属を選んで身につけるとか、汗をかきやすい夏場は避けるなど注意することも大切です。

また特にピアスなど接触頻度が高く、密接なものは常に消毒をし、清潔に心がけましょう。
2009 06/21 19:14:34 | 金属アレルギー
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国民の30%以上がなんらかのアレルギー疾患を持つといわれている現代ですが、中でもその10%は食物アレルギーなのです。

多種多様かする食文化の中で、私たちはアレルギーを引き起こす要因を含む食品添加物や食材を、知らずに摂取しているかもしれないのです。

2001(平成13)年には食品衛生法で、卵・乳・小麦・落花生・蕎麦の特定原材料5品目の表示が義務付けられました。

これは「重篤度(症状が非常に重いこと)な症例数の多いアレルギー物質を含んだ食品については、必ず表示して販売するというものです。

ついで、2004(平成16)年はバナナや海老・カニ・あわび・イカ・豚肉・鶏肉・オレンジなどの20品目の特定原材料の表示が推奨されました。

加工品では個々の原材料表示の後に含まれるアレルギー食品の表示がされていますが、チーズやバターなど乳が含まれていることが容易に理解できる食品に関しては、わざわざ「乳」と表示されないこともあります。

うどんに含まれる「小麦」も同じです。

また、その商品自体に特定原材料が使用されておらず、材料表示欄にもアレルギー物質の表示がなくても、たとえば「同じ製造工程で落花生を使った製品を製造しています」や「本品はそばを原料にした商品と同じ工程で作られています」という表示がされていることがあります。

これは一般的にアレルギー症状が現れるとされるアレルギー物質のたんぱく質が数ppm(1ppmは100万分の1)以上のときには、表示することが義務付けられているため、同じ工場での生産過程において飛散したアレルギー物質の混入が予想される場合には、あらかじめ知らせる必要があるからです。

アレルギー疾患を持たない人にとってはなんと言うことも無い表示ですが、食物アレルギーを持つ人にとってはアナフィキラシーを起こしかねない重大な注意点なのです。

最近ではアレルギー表示を徹底していることを大々的にとりあげて、食の安全に取り組んでいる店もあります。

大手コンビニの「ローソン」では、各店舗で販売しているファーストフードについても個々に細かなアレルギー表示をしており、消費者に安心を促しています。

生活協同組合(coopコープ)でも店舗で販売している商品のパッケージに原材料・アレルギー食品の表示がしてあるのはもちろん、共同購入や個配のときの「お買い物めも」の商品案内欄にも特定5品目もチックがしてあり、見落としが無いよう注意を促してくれます。

命にかかわる大事なことだからこそ、アレルギーに対する周囲の理解と協力が必要なのです。
2009 06/21 19:07:22 | 食物アレルギー
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