アンケートの回答する会員に謝礼を約束しているアンケートサイトのQ-VOICE(株式会社ゲイン)、とChance2Mail/CASS(楽天リサーチ)が警告を受けるらしい。 アンケート会員の募集にはポイント制の謝礼が約束されているにもかかわらず、有効期限が設けられておりすべてを回答してもポイントが失効してしまい、ポイントを補填するすべがないことに対して「詐欺行為にも準ずる不当な会員の募集」にあたる可能性があるとのこと。なお、両サイトとも募金や懸賞の応募は可能であるが、これらは会員の、Chance2Mailにおいてはここ数年有効期限の延長を繰り返してきたが、昨年運営会社が変わっており、そのシステムが引き継がれるかどうかは不明である。 この2社は比較的ネットにおいて影響力を持っているがゆえに、被害にあったと認識しない利用者が増加すると見込まれている。 現時点では効力のない弁護士グループのNGOがイニシアティブをとっているが、今後もこのような状態が続き、ネットモラルやネットビジネスの運営を監視する機関の相談窓口ができてからの多発するこの手の相談に先手を打った対応しようとした形であるが、実情は被害額の大きな出会い系サイトを相手にしないと成功報酬である弁護費用を稼げないとの思惑もあるようだ。 しかし、ネットビジネスで稼いでいて、ユーザ還元をうたっているサイトが、些細な報酬を失効させることによって支払いを減らすということで多大な利益をかすめとるという醜い企業だということから信用が必要なビジネスをしているにもかかわらず、信用低下のリスクを無視し続けている状態も非常に理解しがたいといったところだ。対応はたやすいはずです。営業努力が実らずアンケートや広告を発信できないサイトでも『有効期限』を取り払ってしまうだけで疑惑は解消され、ポイントがたまらないことに業を煮やした会員が退会するのを待つか、もしくは事業の整理(倒産)すればよいのである。
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