11月で二十歳になる娘が、「お父さん、面白い本あるから、読む?まんがだけど」と、単行本一式を貸してくれた。
なんだろうと、早速開いてみたら、高橋留美子の作品、「めぞん一刻」だった。あまりの懐かしさに次から次に読みふけってしまった。
考えてみたら、この作品と初めて出会ったのは、この娘がちょうど生まれた頃だ。そうか、もう20年か。感慨深いものがある。
二十歳の娘が見つけてはまった作品がちょうど私が今の娘と同じ年頃に出会った作品だった。たとえそれが漫画であってもちょっぴり嬉しい気持になった秋の夜長である。