4日深夜、札幌発上野行きの寝台特急カシオペアが、青森県内でブレーキ故障のため停車、そのまま朝を迎え、乗客は在来線特急と新幹線を乗り継ぎ、目的地へ向かったんだと。
収まりがつかないのは乗客たち。JRの規定では、朝6時まで寝台を利用した場合、寝台料金は返還しない。たとえ、今回の様な故障や、大雨などの自然現象が原因だとしてもだ。
このカシオペア、一部鉄オタの間では、走る「豪華ラブホ」といわれるほど、豪華。したがって、寝台料金はかなり高め。また、人気が高いため、予約するにもひと苦労。乗車できた人々にとっては単にA地点からB地点まで移動するための交通機関ではないのである。
当然、寝台料金は返還されるものと思っていたのに先の理由により返還されないばかりかその説明もない。ちなみに、特急料金は返還されたのだそうだ。
ここで疑問。代替輸送に用いられたのは、在来線特急と新幹線。特急料金の返還は必要ないのでは?むしろ、迷惑料として、最低、寝台料金を返還するか、後日サービスで再乗車できるような措置をとることが必要だったのでは?
どうも、運行側と顧客側の意識のズレが大きいようである。