今晩のおかずに、カツオの刺身で一杯、と思いたくなるような情報が入ってきた。
漁期が1ヶ月近くも遅れる方にずれ込んだということは、年末近くまで戻りガツオが楽しめるということだ。ただ、これもまた、地球温暖化の影響だというのなら、こまったことなんだろうなあ。
戻りガツオ、今年は「遅刻」 気仙沼、やっと最盛期
2007年10月18日19時36分
三陸の秋の味覚、戻りガツオの水揚げがようやく最盛期を迎えた。水揚げ日本一の気仙沼市魚市場(宮城県)には、まるまる太ったカツオが躍ったが、「過去に記憶がない」遅さだという。漁場の水温が例年より1度程度高く、高水温のためカツオの南下が遅れているらしい。
カツオは春から夏に水温の上昇とともに北上し、水温が下がると南に下る。低水温域で過ごした戻りガツオは体の芯まで脂が乗っている。
例年9月上旬に交じり出す戻りガツオは、今年は下旬になってようやく姿を見せ始めた。現在も青森県北部沖が中心で、例年の漁場である宮城沖の魚は脂が少ないという。
水産総合研究センター遠洋水産研究所(静岡市)の斉藤宏和研究員は「地球温暖化が進めば漁期がずれる年が増えるかも」と指摘する。(朝日新聞サイト)