この企画、あたるだろうなあ。若き日、フォーク少年だったおらにとって、クールスやキャロルはちょっと遠い存在だったのだが、いまになってみれば、懐かしい青春時代の憧憬として映るのである。
ところで、映画の出演者は誰になるんだろう。まさか、舘や岩城が特殊メークで若返ってというわけはあるまい。人選、むずかしいだろうなあ。
クールス:若き日を小説&映画化
舘ひろし(57)や岩城滉一(56)らの原点となった伝説のグループ「クールス(COOLS)」を描いた小説「原宿ブルースカイヘブン」(遠藤夏輝著)が19日、世界文化社から出版される。発売前から映像化権をめぐる争奪戦が繰り広げられ、東映が獲得した。
クールスは1974年12月に舘をリーダー、岩城をサブリーダーに結成された21人のバイクチーム。全員リーゼント、黒の革ジャンで統一され、矢沢永吉(58)率いるキャロルの解散コンサート(75年4月、日比谷野外音楽堂)で親衛隊を務めて一躍脚光を浴びた。75年9月には選抜メンバー8人で音楽活動も始め、「東京直撃」など4枚のアルバムを出した。
小説は、メンバー間の友情、確執、解散危機など、クールスの青春を小説のスタイルで活写。メンバーと親交のあった脚本家の遠藤氏が、ボーカル担当のピッピこと水口晴幸(55)の視点で赤裸々につづったものだ。
「クールスの本が出るらしい」という情報には映画業界が敏感に反応。獲得した東映は、来年の公開を目指して動きだした。(スポーツニッポン 2007年10月19日)