一昨日の副議長に続いて、今度はバーナンキ議長が利下げの可能性に言及した。これで、短期間ではあるが、ちょっとは円安方向に振れるだろう。さあ、もう、前轍は踏まねえぞ。買いポジ、処分で、売り向かうぞ。年末にかけては、猛烈な円高の嵐に見舞われることを信じて!!
「警戒を強め、柔軟に対応」FRB議長が追加利下げ示唆
【ワシントン=矢田俊彦】米連邦準備制度理事会(FRB)のベン・バーナンキ議長は29日、「現在の金融市場の緊張は、経済見通しへの不透明感を強めている。警戒を強め、柔軟に対応しなくてはならない」と述べ、追加利下げを示唆した。
ノースカロライナ州での講演で語った。FRBは、12月11日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開く予定だ。
バーナンキ議長は、0・25%利下げした10月末のFOMC以降、低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」の焦げ付きにより住宅市場は冷え込みが続いた一方で雇用は堅調だったと指摘した。
しかし、住宅問題に原油高、金融市場の動揺が重なれば「今後の消費動向に逆風」と述べ、先行きに懸念を示した。インフレについては「引き続き動向を注視していく」と述べた。
FRBは、10月会合後の声明で、「インフレの上振れリスクと景気の下振れリスクはほぼ同等となった」との認識を示し、政策決定のスタンスを景気重視から「中立」に戻したことを強調している。(2007年11月30日11時43分 読売新聞)