注目されていた米FRBバーナンキ議長の講演に関する報道は
次のとおり。
(追加利下げについて言及したと見てよいだろう。)
これによって、市場は、0.5%の政策金利下げを織り込む方向で動いていくものと見られる。
米国内には、将来的に、政策金利が3%まで下げられるとの予測もあり、FOMCの動きには注視が必要。
成長支援に向け「相当の追加的措置」取る用意がある=FRB議長
[ワシントン 10日 ロイター]
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は10日、米経済見通
しは悪化したとし、追加利下げが必要となる可能性があるとの認識を
示した。 議長は講演原稿のなかで「最近の見通しの変化や成長リス
クを踏まえれば、さらなる緩和が必要になる可能性がある」と指摘。
「成長を支援し、下振れリスクに対する適切な保証を提供するため、
必要に応じて相当の追加的措置を講じる用意がある」との見方を示し
た。
FRB議長「必要に応じて大幅な追加行動」
【ワシントン=小竹洋之】バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)
議長は10日、ワシントン市内で講演し「追加的な金融緩和が必要にな
るかもしれない。必要に応じて大幅な追加行動をとる用意がある」と
述べ、状況次第ではこれまでより幅の大きな利下げなども辞さない姿
勢を示した。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライム
ローン)問題による信用収縮を防ぐためFRBは政策金利のフェデラル
ファンド(FF)金利を9月に0.5%、10月に 0.25%、12月に0.25%引
き下げていた。(日経サイト)