毎晩、屋根裏からごそごそと音がする。なんだろうって、ねずみしか考えられないのである。電線でもかじられたりしたら、漏電火災の原因になりかねない。そう思って、駆除に乗り出した昨夜、とつじょそれはオラの部屋に現れた!!
小さい。とてつもなく小さい。ハムスターをさらにふた周りくらい小さくしたような白灰色のネズ公である。こいつだったのか。屋根裏から伝わる音はけっこう大きかったので、体長20cmはあるであろういわゆるドブネズミを想像していたのだが・・・。マメネズミだったのかい。チョコチョコと走り回り、最後に、来た道であろう、食器棚と壁の間にもぐりこんで消えていった。しばらく前から屋外の車庫に置いてあったジャガイモや白菜などの貯蔵野菜が食害にあっていたのだが、多分、こいつの仕業であろう。
しかし、あまりのかわいらしさに、負けてしまい、駆除はあきらめた。春になって暖かくなれば勝手に出て行くだろう。そう思ったのだ。だけど、頼むから電線だけはかじらんでくれよう。そういえば、今年は鼠年だったねえ。