|
11月2日(金)、『ロッキング・オン』12月号を買った。 表紙はロンドンで「一夜限りの再結成ライブ」を行なうレッド・ツェッペリン。 新編集のベスト盤やライブ映画の完全版DVD発売もあり、中身の濃い特集を組んでる。 編集長(粉川しの)を差し置いて、社長(渋谷陽一)の独断か?・・・と思ったら笑えた。 力の入った一文を特集ページの最初に書いてるしなぁ(笑)。
僕はとくにツェッペリンのファンではない。 だけど、何かがあると衝動的に行動に走ってしまったことが過去にある。 大学1年のとき、NHK-FMで1971年のBBCライブが放送されたとき、 「あ、これは録音しとかなきゃ!」と思い、カセットに録って、その後、何度も聴いた。 その翌年、ライブ映画『永遠の詩』の上映会が大阪フェスティバルホールで行なわれ、 「ツェッペリンの映画じゃ〜、行こう行こう!」と同じ下宿の友人を誘って2人で行った。 全盛期のライブだし、有名な映画だし、単純に「見たい!」と思ったんだよね。 1990年にジミー・ペイジ監修によるCD4枚組BOXセットが発売されたときは、 選曲を見て「完璧!」と思い、「ああ〜これ欲しい!」と思った。 1万円で高かったからすぐに手が出ず、そのうちに・・・と思っていたら絶版になって、 これはいまでも心の片隅で後悔していたりする。 1994年にそのジミー・ペイジとロバート・プラントが組んで「ペイジ・プラント」名義で アルバムを出したときは、「おお〜聴きたい!」と思い、すぐに買いに行った。 なにしろツェッペリンのギターとヴォーカルが組んだのである。そりゃ聴きたいさ(笑)。 1997年には、ツェッペリンの1969年と1971年のBBCライブが2枚組CDで発売。 これもジミー・ペイジ監修によるもので、これはもう、発売日に買いに走った! DISK-2の1971年ライブは、昔、カセットに録音して愛聴していたやつだからね〜。
映画を見に行ったとき、単純に「ジミー・ペイジのカッコよさ」に魅了された僕は、 ロビーで売ってたジミーの写真を1枚買って帰り、 それを大学卒業までず〜っと部屋の壁に貼っていた。 単純に「ギターを弾いてる姿」がカッコよかったので、外見でハマッた・・・てことなので、 これでツェッペリンにハマるとか、ファンになった・・・なんてことにはならなかった。 1990年にBOXセットが発売されたときは、渋谷陽一がNHK-FMでやっていた番組で、 ポール・マッカートニーの最新ライブ盤と2大特集をやり、これもカセットに録音した。 これも何度も何度も聴いた。
ファンではないので、ふだんは全く聴かないのに、 それでもこんなふうに行動に走らせてしまうもの、そういう衝動を沸き起こさせるもの。 それがレッド・ツェッペリンの「魔力のような」カリスマ性であり、魅力なんだろうと思う。 目に見えない巨大な「魅きつける」力があるのだと思う。
『ロッキング・オン』の特集を読んでいたら 『フィジカル・グラフィティ』(1975)が聴きたくなってきて、ガマンできなくなって、 TSUTAYAへ借りに行ったら、置いてなかった。
|