防犯は学校や保護者、警察、地域の住民が一体となって取り組むことが大切です。子供を狙った犯罪が後を絶たない現状を受けて、全国の警察署や小中学校などでは不審者情報を地域の人々へ伝達しています。
不審者とは一般的に子供が不安になる声かけや行動をとった者を言います。直接被害を与えない「声かけ」や「つきまとい」といった軽い行為でも、誘拐やわいせつなどの凶悪犯罪に発展する危険性があります。不審者情報の中には悪意を持たずに道を尋ねる人や、親しみを持って声をかける人も含まれていることもありますが、現代はそういったことを踏まえた上で、万が一に備えることが必要な時代なのです。 不審者情報は不審者を目撃した人や声をかけられた子供から警察や学校に連絡されることから始まります。そこで不審者の出没日時、場所、不審な内容、被害者情報などが収集されます。
そして地域の警察署の防犯サイトなどに最新の不審者情報が載せられます。またパソコンや携帯電話のメールで登録者に配信されるサービスもあります。 子供を持つ親に最新の不審者情報が携帯電話のメールに送信されれば、すぐに子供の安全を確保するための対応をとることができるため効果的な防犯といえます。 また地域のパトロールも情報によって的を絞って活動することができます。
このような不審者情報メールの配信は全国の警察署や学校で行われています。一人で行動できる子供を持つ親はぜひ配信の登録をし、常に不審者情報に注意を向けておくことが望まれます。
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