ほんのわずか、気持ち程度積もった雪をスニーカーの底で踏みながら、緩やかな坂道をのぼってゆく。
１メートル先を歩く彼の背中はいつもと一緒だ。
だけどもうこの道を、彼とふたりで歩くことはないだろう。
もう少しで到着する彼の部屋で、きっとわたしたちは、わかれる。
我儘ばっかりだったのに優しくしてくれて、その優しさにさらに付け込んだわたしが泣く権利はないから、せめてさいごくらいは。

踏み締めた雪は音をたてて溶けてそれはまるで悲鳴のような。

●『バトル・ロワイアル??』(幻冬社・文庫)
●高見広春
●読んだ日：2003年1月(冬休み)。
●コメントとか：思い入れはかなり強いです。
映画化で騒がれてたときわたしうまく世間に対応できてなくてなんにも知らなくて、中学生が殺しあいするんでしょ、くらいの認識ですごく抵抗がありました。
最近はゲーム(それだけが原因じゃないと思うけど)とかの影響で、死ぬとか殺すとか軽い存在になりすぎてるんじゃないか。
なんて思ってたんですけど、本屋さんで文庫になったのを見つけて、なんだかすごく気になりはじめちゃって、まずビデオ借りて観ました。
観たんだけど、わからない…！
迫力はすごいんだけど、なんかいろいろ話の流れとかがわかんなくて、補完するために本屋さんで文庫立ち読みしたら、おっ、と思いました。
すごく、うまい。
ちょっと読んだだけですぐにぐいぐい引き込まれる感じ。
で、そのときじゃなかったけど結局買って、ちゃんとはじめから読みました。
小説って読み始めたら一気に最後まで読む派なんですけど、これは数日にわたってかなり慎重に。
リアリティがあるなぁと思いました。
もちろんわたしは中学生のときに殺しあいなんて経験してないけど、それでもすごくリアルだと思いました。
どうしても陳腐な言い方になってしまうけれど、42人、長短はあるにせよ心理描写とバックグラウンドが半端ない。
あとは三村が気付いたアレが最後に、ね。
中学生の殺しあいでしょって抵抗を持ってた自分が馬鹿馬鹿しくなるくらい、本当に斬新で完成度の高い素晴らしいお話でした。
ちなみに映像は、ビデオのふつうのと特別篇と外伝観ました。
?は映画観に行ったしビデオで通常版も観ました。
小説もたぶん１番読み返した回数がおおいです。

与えられた環境は酷似してるのに、そして同様にまっすぐじゃないくせに、どう見てもｋｙｓｍとｊｒは１８０度タイプがちがう。
たとえばｊｒが眠りすぎる子ならｋｙｓｍは眠らなさすぎる子。

わたしは、ずっとｋｙｓｍみたいにならなきゃって思ってきたけど、ずっとずっとｊｒみたいになりたかった。
あの感情に支配されるとｊｒに縋らずにはいられない。


ねぇわたし、あのひとことを聞いたとき、本当にこころをぎゅっと掴まれたんだよ。
涙が瞳からじゃなく心臓から零れたんだ。


あのひとことからはじまるｊｒの言った言葉の羅列を、わたしはひとつぶだって失くさないように魔法のようにくちずさむ。
この言葉を覚えていれば、いつかｊｒみたいになれるような気がしてるから。

もう死んだ人の誕生日、しかも前夜祭なんて祝えませんよ、冬。

●『スワンレイク』(幻冬社・単行本)
●野島伸司
●読んだ日：2004年12月24日。
●コメントとか：野島伸司ですよ。
クリスマスイブにあえて暗〜い話をチョイス。
でも読み出したら止まらないくらいにはおもしろい、というか。
アン、ドウ、トロワ、キャトル、サンク。
わはは、｢犯人は●●よ｣って。
暗いけどきらいじゃないです。
ダ・ヴィンチで蒼井優がおすすめしてたけど、こういうの好きなのかー。
そういや野島伸司を活字で読んだの初めてだ！

↑　↑　↑
2004年12月24日の日記をそのまま抜粋してみたんだけど。
どうなの、クリスマスイブにあえて暗い話チョイスとかいう問題じゃなくて、イブに本読むってどういうチョイス？
いやまあ、なにかしら文章読むのは日課ですけれども。
きっと今年もこんなふうに本読んだりしてるのだろうか、どうなる３日後。

仕事が苛酷でしんどいです。
いや別に苛酷じゃないですけど、むしろ全然苛酷じゃないですけど、だめなおとなにとってはしんどい。
家に帰ってもなんにもする気がおきなくてこまる。

なんとか今年中に習作を１本書きたい。

今までのここでの日記を読み返してみて、なんか違うんだよなって気持ちにどうしてもなってしまう。

わたしが書きたいのはこんなのじゃないんだ…！

内容じゃなくて書き方の問題です。
もっとセンスのある文章が書きたい。
日参させてもらってるサイトの方々の日記は、いつ読んでも羨望の溜め息がもれる。
シンプルでストイックな文章を目指したい。

15日過ぎてようやく年賀状書かなきゃ…という気持ちに駆られる。
パソコンでちょちょいのちょい、なんてことわたしにはできないので、毎年アナログです。
汚い字で今年も書きます。
クリスマスまでには投函できるといいな…。


てれびがいどを買いに行ったら、前から読みたいなぁと思ってた単行本が文庫になってたので思わず歓声をあげるところでした。
うれしいです、あしたにでも読みたい。

昨夜、未体験のスノボを猛烈にしたくなって、前にスノボ行こうよって誘ってくれた友だちに、朝起きたら連絡しようと思ってたのに、起きたらスノボなんて全然したくなくなってました。
だって寒いから。
寒すぎて家から出れません。

溜めてる文庫を１冊、ようやく読む気になって読む。
小説は読み始めたら一気に読むけど、読み始めるまでが、なんかね。
その本のテンションとそのときの自分のテンションに温度差がある場合は、読みたくない。
やっぱり、面白かったって思えるように、ベストの状態で読みたいから。
でも本屋さんで新刊とか見つけると、いつか読むだろうって買っちゃうんだよね、だから溜まってく…。
なんか最近オンラインばっかで読んで、ちゃんと本を読んでない、ダメだ…。

これから忘年会行ってきます。
今日のメンバーは中学の同級生の一部です。
成人式でも会ってないだろう男子たち、顔と名前が一致するだろうか。
そしてわたしも覚えてもらえてるんだろうか…。
なんだか違う意味の｢忘｣年会になりそうです。


＞ｓｒちゃん。
ケーキ１コありがとう(笑)。
ほんとうに恋をしたら１番にお知らせさせてね。
(*^◇^*)

恋をして痛い(おとめごころ)。
恋をして居たい(ずっといっしょに)。
恋をして射たい(あなたのそのはーと)。

●『ノルウェイの森??』(講談社・単行本)
●村上春樹
●読んだ日：2001年11月24〜25日。
●コメントとか：むらかみはるきとかもよむんだよ(主張)。
性描写が結構あって、かなり驚いた記憶があります。
当時の日記を読み返したら、スキなのは永沢さん・友達として付き合うには素敵だろうなと思う、とか書いてあるのに永沢さんがどんな人だったかさっぱり思い出せません。
逆に緑とかレイコさんとか、あんまり好きじゃないなぁと思った人の方がしっかりと思い出せて、なんだかなぁという気分。

昨日からさっそくアナログ日記もちゃんとするぞって思ったのに、途中でペンのインクがなくなってやんの〜。
なにこれ、いじめか。

嗚呼神様、誰かがわたしを陥れようとしてるんです！
(おおげさ｡)

で、今日買いに行きました。
前と同じのにするつもりが、なんかそれよりよさげなペン発見。
だがしかし、１番細い黒色が売り切れで、ない。
別に0.25と0.3なんて変わんねーだろ、でもとりあえず訊いてみるかと思って店員のおねーちゃんに訊いてみた。
売り切れですね〜。
注文して取り寄せになりますね〜。
時間かかりますね〜。

嗚呼神様、誰かがわたしを陥れようとし
(はいはい、もうわかったから｡)

しょんぼりするわたしに、おねーちゃんはエプロンのポケットから｢これですよね｣って。
わたしが欲しいペンを１本取り出したもうて、はいどうぞと言いにけり。
ぽかんとするわたし。
サンプルで貰ったもので１回くらいしか使ってないからどうぞ、と、おねーちゃん。

人に優しくされるとどうしていいのかわからなくなる…。

なんかもうすいませんわがままで。
おねーちゃんに、って言うか世界に対して謝りたい。
m(_ _)m

ｓｒちゃんとよるごはんセットを食べてきました。
せっかく写メ撮ったのに、なんかうまく貼っつけれません…。
とにかくすごくおいしかったです♪

はかるだけ、はかるだけ…!!
８月にｋｙｓｍ真似て前向きになろうとか思ってたけど全然実行できてなかったので、こんどこそは、と。
ほんと、このままいったらやべーから。
アナログもちゃんとしたい。

ｓｒちゃんと３時間話してようやくはらをくくりました。
ネオ遥加、がんばります☆

＞ｓｒちゃん。
遅くなりました。
延々話すから付き合ってね(笑)、よろしく〜♪


各々然々で12月から月曜日はお休みです。
今日は土曜の写真をプリントしてきました。
爽やか好青年の硝子越しの生着替え、ばっちりでした。
うはうはです(へんたいです)ｖ
そんなこんなで、爽やか好青年が表紙のみーはー雑誌(もうすぐ次号が出るのにな)を思わず買ってしまいました。
みーはー雑誌は買わないようがんばってるんですけどね、だってわたしはみーはーじゃないから(へんたいだから)。

今日はｃｈちゃんと隣町の大型ショッピングモールで、朝から夕方まで買い物でした。
普段入らないお店でスカート２枚買ったし、いろいろ見れて楽しかったです。

笑うと目がなくなるところが。

もしもわたしの頬に涙が零れたとしても、きっとマイヒーローは気付きもしないで涙は雨に混じって消えるんだろうな、って。
思ってたけど涙は零れませんでした。
テレビ・雑誌で見るのと寸分違わぬマイヒーローは相変わらずでした。
笑って、目がなくなる顔を、見たかったな。

８年越しの恋はきっとこれからもつづいてゆくね。


とかゆって、爽やか好青年にもときめくわたし。
(さわやかこうせいねんのおよめさんになりたいです｡)
硝子越しの生着替え(後ろ向きだけど)にうはうはでした(笑)。



＞ｓｒちゃん。
残念ながらこっちはお昼から降りました。
でもすごく楽しかったよ〜。
またそっちのことも教えてね☆

いろんな感情がまじってたのは確かだけど、

き
っ
と
あ
れ
は
恋
だ
っ
た
　゜

あした、マイヒーローに会ってきます。

●『流しのしたの骨』(新潮社・文庫)
●江國香織
●読んだ日：2002年10月26日。
●コメントとか：日常がすきです。

みっつならわりと簡単なんだよ。
●もりた・まやま・たけもと。
●ゆうと・かずま・えいし。
(いや、下のは有り得ないけど。てゆうか下のにぴんときたら嬉しい、でも恥ずかしい・照←きもい｡)

それがふたつになると逆にむずかしい。
くみあわせの問題と言うか…。
●たなか・やまね。
●ゆうと・ひさと。
●じん・じろう。
どれもいまぱー。
いっそ
●しゅうじ・あきら。
でどうだろう…。

ってゆうかね、ハプニング発生で名前つけるのが可哀相になっちゃってねー。
やっぱりどうしようか悩むわ〜。
(´□`)

遥加劇場がんばります、とかゆっといていきなりこのざまです。
まあこれが遥加劇場の真骨頂ですけどね〜。

と言うわけで12月は毎日更新です、いんちきですけど。

12月は響きがいいのですき、でも後半に向かうにつれ気分がおもくなる…。
ほらあれ、たけもとくん(はちくろ)とおんなじ的な。

１日遅れだけど、さよならリーグ2006。
おめでと、赤い悪魔レッズ。
しかしなんと言っても今年はエスパが大躍進☆
昨年の下から４番目から今年は上から４番目、だもんね〜。
関西勢２チームの降格はつらいです。
悲喜こもごも、今年もいろいろありました。
来年ももっと面白くなりますように…☆
その前に入れ替え戦と残りの天皇杯、楽しみたい(はーと)。

各々然々で今月から土曜日は出勤になりました。
しかも今日は歓迎＋送別＋忘年会でした。
なので最終戦、これから録画で観戦です。

アナログに戻ります宣言から早４ヵ月、実際にアナログに戻ってたかと言うと、｢戻ってませんでした｣。
戻る場所なんてどこにもない馬野遥加です、こんばんわ。
あ、今初めてフルネーム言ってみた。
ばのはるか、入れ替えると、はるのばか。
ええ、そんなにも春が嫌。


日帰り島根旅、映画＋よるごはん(あまくてちょう辛くてちょうおいしいカレー)、ライブ＋よるごはん。
11月はｓｒちゃんといっぱい楽しかったです。
今月もいっぱい楽しいことあるといいな特に後半。