夏は憂鬱 秋は憐憫 冬は退屈的日々雑記
●『バトル・ロワイアル??』(幻冬社・文庫)
●高見広春
●読んだ日:2003年1月(冬休み)。
●コメントとか:思い入れはかなり強いです。
映画化で騒がれてたときわたしうまく世間に対応できてなくてなんにも知らなくて、中学生が殺しあいするんでしょ、くらいの認識ですごく抵抗がありました。
最近はゲーム(それだけが原因じゃないと思うけど)とかの影響で、死ぬとか殺すとか軽い存在になりすぎてるんじゃないか。
なんて思ってたんですけど、本屋さんで文庫になったのを見つけて、なんだかすごく気になりはじめちゃって、まずビデオ借りて観ました。
観たんだけど、わからない…!
迫力はすごいんだけど、なんかいろいろ話の流れとかがわかんなくて、補完するために本屋さんで文庫立ち読みしたら、おっ、と思いました。
すごく、うまい。
ちょっと読んだだけですぐにぐいぐい引き込まれる感じ。
で、そのときじゃなかったけど結局買って、ちゃんとはじめから読みました。
小説って読み始めたら一気に最後まで読む派なんですけど、これは数日にわたってかなり慎重に。
リアリティがあるなぁと思いました。
もちろんわたしは中学生のときに殺しあいなんて経験してないけど、それでもすごくリアルだと思いました。
どうしても陳腐な言い方になってしまうけれど、42人、長短はあるにせよ心理描写とバックグラウンドが半端ない。
あとは三村が気付いたアレが最後に、ね。
中学生の殺しあいでしょって抵抗を持ってた自分が馬鹿馬鹿しくなるくらい、本当に斬新で完成度の高い素晴らしいお話でした。
ちなみに映像は、ビデオのふつうのと特別篇と外伝観ました。
?は映画観に行ったしビデオで通常版も観ました。
小説もたぶん1番読み返した回数がおおいです。
2006 12/28 23:59:59 | none | Comment(0)
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