2010年 04月 22日 の記事 (1件)


この歩道橋事故はまだ記憶に新しいですよね。11人の方が亡くなるという痛ましい事故でした。報道を見ていただけで息苦しくなるほどでした。
遺族の方、被害者の方の執念で強制起訴にまで来れたのかもしれませんね。平等に、厳正に裁判が進んでほしいものです。


◆元副署長を在宅で強制起訴 明石歩道橋事故 (4月22日日本経済新聞)
2001年の兵庫県明石市の歩道橋事故で、検察審査会の起訴議決を受け、強制起訴の手続きを進めていた検察官役の指定弁護士は20日、県警明石署の榊和晄・元副署長(63)を業務上過失致死傷罪で在宅起訴した。昨年5月の改正検察審査会法施行で、法的強制力を持つ起訴議決制度が導入されて以降、強制起訴は全国で初めて。

 起訴状によると、事故の約7カ月前に開かれたイベントで、現場歩道橋に多数の人が殺到し、警察が介入せざるを得ない事態が発生。花火大会でも大混雑が生じ、放置すれば事故が起きる危険を予測できたのに、警備の状況を常時監視する注意義務を怠ったほか、同署の警備計画も具体的に定めなかったとしている。

 同罪の公訴時効(5年)について、指定弁護士は「元副署長は上告中の元明石署地域官の共犯である」として、「共犯の公判中は時効が停止している」と主張している。

 神戸地検は02年に元副署長を嫌疑不十分で不起訴に。遺族が昨年5月、改正法施行に合わせ審査を申し立て、神戸第2検察審査会が今年1月、最終的に起訴議決した。

 指定弁護士は今年2月以降、段ボール19箱分の証拠資料を分析。今月15日に榊元副署長を任意聴取するなど補充捜査を進め、約2カ月半で起訴にこぎ着けた。

 事故は01年7月に発生。同市の花火大会の見物客が会場そばの歩道橋で相次ぎ転倒。子どもと高齢者の計11人が死亡、247人が重軽傷を負った。市の担当者3人の有罪判決が確定し、元明石署地域官のほか、元警備会社幹部が上告中。

 検察官役の指定弁護士3人は同日記者会見。主任の安原浩弁護士(66)は「検察審査会の記録を検討したが、法律の専門家が考えても起訴されてしかるべきだ。審査会の判断は間違っていないと確信している」などと述べた。


2010 04/22 16:07:32 | none
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