今ほど科学捜査も進んでいなかった時代、冤罪も今より遥かに多そうですよね。 それにしても、22年もかかって証拠を開示って、相当時間かかってます。遺族にしてみたらいたたまれないんじゃないでしょうか? 冤罪防止の為にも、取り調べ中の記録などはできるだけ開示していった方がいいんではないかと思います。
◆狭山事件 検察側、証拠36点を弁護側に開示(5月13日 asahi.com) 1963年に埼玉県狭山市の女子高校生(当時16)が殺害された「狭山事件」で無期懲役判決が確定し、冤罪だと訴えている石川一雄さん(71)=仮釈放中=の第3次再審請求審の3者協議が13日、東京高裁(岡田雄一裁判長)であった。検察側が取り調べの様子を録音したテープや、石川さんの直筆文書などの証拠36点を弁護側に開示した。弁護団が協議後に記者会見して明らかにした。
高裁からの開示勧告を受けたもので、狭山事件で検察側が証拠を開示したのは第2次再審請求審中の88年9月以来、22年ぶり。弁護団は「開示された証拠から矛盾点を見いだし、一刻も早く再審開始につなげたい」と話した。
弁護団によると、開示されたのは、石川さんが取り調べに対して「自白」している内容が録音されているテープ9本のほか、確定判決で有力な証拠とされた脅迫状と比較するための石川さん直筆の領収書などの文書や目撃情報が記された報告書など。ただ、殺害現場の血液反応の報告書や現場を撮影した8ミリフィルムなどは「見当たらない」との理由で開示されなかった。
9月中旬に4回目の3者協議をすることが決まったといい、弁護団は今回、開示されなかった分について改めて請求する方針。
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