これは悪質な事件ですね。
厚生労働省から助成金をだまし取って、なおかつ、多重債務者から相談料をだまし取るとは。
NPO法人というと、善意でやっているイメージがありますが、ようは会社としては成り立たないので、助成金目当てで運営してるだけなんですよね。
ボランティアでやる人なんかほとんどいませんしね。
NPO法人の審査をもっと厳しくしてもらいたいですね。


独立行政法人の起業助成金を詐取 元暴力団組員ら逮捕 警視庁(産経新聞 10月10日)

 NPO法人を設立した際に虚偽の書類を提出し、厚生労働省所管の独立行政法人から助成金約430万円をだまし取ったとして、警視庁組織犯罪対策4課は10日、詐欺容疑で、指定暴力団山口組系元組長、小(お)束(づか)健文(52)=東京都板橋区赤塚=と、NPO法人「LIC生活相談センター」(東京都豊島区)理事、工藤泉(50)=豊島区北大塚=の両容疑者ら男女7人を逮捕した。

 同課によると、小束容疑者ら3人は容疑を否認、工藤容疑者ら4人は認めているといい、詐取した助成金が暴力団に流れた可能性があるとみて調べる。

 捜査関係者によると、だまし取ったのは、独立行政法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構」(千葉市美浜区)が45歳以上の新規起業者に500万円を上限に支給する「高年齢者等共同就業機会創出助成金」。

 小束容疑者らは平成18年2月、悪徳商法の被害者や多重債務者などからの相談に有料で応じるNPOを設立。実際にはNPOの業務に従事していない人間を役員だと記載するなどして、助成金を申請していた。

 逮捕容疑は、18年5月〜19年2月、虚偽の事業計画書などを提出し、同機構から助成金約430万円をだまし取ったとしている。

 同課によると、小束容疑者は別の人物を理事長に据えてNPOを実質支配していたといい、相談に訪れた人を会員登録し、関連のカウンセリング会社などに紹介していたという。
2012 10/12 17:05:24 | none
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