ウルトラQ第十四話「東京氷河期」です。

この物語はあのペギラが再登場、それも今度は大東京のど真ん中に現れるという怪獣映画の醍醐味を十分味あわせてくれる作品にしあがっております。

まず発端は空港で旅客機が氷結により墜落事故を起こすという場面から始まり、黒雲が通過します。
空港は氷付けになってしまいました。

すると今度は出稼ぎの父を探しに来た少年治夫と江戸川由利子が写されて、ここだけだと何か普通のドラマのようですが、このあと関わってくるのです。

万城目淳はある心配なことを戸川一平に話します。
それはあのペギラのことです。

そしてついに東京は大寒波にみまわれ、ついにペギラが姿を現します。
淳の恐れていたことが当たっていたのでした。

ペギラは南極が異常気象で暖かくなったため、北極へ移動する途中で東京へ現れたのでした。
そしてペギラはジェット戦闘機隊の攻撃にをものともせずに、冷凍光線を吐いて大暴れ。
ビルも破壊される。

由利子と治夫、また関デスク達はペギラの弱点の「ペギミンH」を取り寄せるべく、星川航空へ向かうが、乗っていた自動車がペギラの冷凍光線で舞い上がってしまい
その後氷の中に閉じ込められてしまいました。

何とか治夫が自動車の隙間から這い出して星川航空へ向かいます。

だが星川航空では、淳達が別の危難に見舞われていました。

酔っ払いだと思っていた男が実は銀行強盗で、何と彼は往年のゼロ戦の名パイロット沢村大尉だったのです。
今は落ちぶれてそのような境遇になっていたのでした。

そこへ治夫が転がり込んで、気を失います。
「あっ治夫!」と叫ぶ沢村大尉。
治夫が探していたのは、その沢村大尉だったのでした。

沢村大尉は目覚め、ペギミンHを取りに向かいます。

そしてペギミンHを積むと「治夫・・・」と息子の名前をつぶやくと、そのままペギラにぶつかっていきました。

ペギラは逃げ、事件は終わりました。

治夫は沢村大尉の遺骨を抱いて帰っていきました。

このように急展開であるが、はやすぎることもなく、惹き込まれるかなり強烈な作品にしあがっています。
さすがに、円谷作品であります。

ペギラの怪物度はもう満点で、特撮もみるべきところがたくさんあります。
ぜひ御覧になってみて下さい。

(キャスト)
万城目淳 佐原健二
戸川一平 西條康彦
江戸川由利子 桜井浩子
沢村照夫 有馬昌彦
関デスク 田島義文
沢村治夫 佐藤秀明
毎日新報・秀山記者 野本礼三
空港管制官B 杉裕之
空港管制官A 伊藤実
ペギラ 清野弘幸
ナレーター 石坂浩二

有馬昌彦さんがゲストで渋い演技です。
また関デスクが大活躍でしたね。

(スタッフ)
監修 円谷英二
脚本 山田正弘
撮影 内海正治
照明 小林和夫
美術 清水喜代志
録音・現像 キヌタ・ラボラトリー
音楽 宮内国郎
編集 兼子玲子
助監督 吉高勝之
制作担当者 真木照夫

[特殊技術]
撮影 高野宏一
照明 堀江養助
美術 成田亨
操演 石井清四郎
光学撮影 中野稔

特技監督 川上景司
監督 野長瀬三摩地
制作 TBS
円谷プロダクション
2008 10/27 21:48:23 | none | Comment(0)
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