ウルトラQ第十五話「カネゴンの繭」です。
ドラマは子供達のバザーのシーンから始まります。 その中でリーダー格と見える加根田金男はお金が大好きな少年でした。
そして金男は振るとお金の音がする不思議な繭を拾い家にそれを持って帰ります。
そのようなお金大好きな金男を見て彼の両親は 「あまりきたなくお金を集めていると怪獣カネゴンになってしまうぞ」と忠告しますが、そのような忠告など聞かない金男でした。
その夜金男の願いが通じたのか繭が巨大化します。 そしてその繭の中には本当に硬貨がザックザクと入っていました。 狂喜乱舞する金男君でしたが、突然繭に吸い込まれてしまい、怪獣カネゴンになってしまったのでした。
怪獣カネゴンはかっこも変ですが、お金を食べ続けなければ死んでしまうのだ。 さすがの金男(カネゴン)も泣きながら友人達に相談します。
そしてある怪しげな祈祷師に相談したところ、「ヒゲオヤジ」という子供達をいじめていたある現場監督が逆立ちすれば、カネゴンは金男に戻るというのです。 だがそのようなことが起こるわけがありません。
途方にくれる子供達とカネゴン。 だがカネゴンはお金を食べ続けるし、そのお金もだんだんなくなってきました。 そしてついにカネゴンに驚いた銀行員が落としたお金を食べたりして、メチャクチャなことになってきました。
ところがヒゲオヤジがまたいじめに来たのですが、今度は子供達も反撃。 するとヒゲオヤジが偶然逆立ちになり、カネゴンは金男に戻れるのでした。
喜んで家に帰る金男。 だがそこにはカネゴンと化した両親がいたのでした。
両親はお金をネコババしたのでこのようなことになってしまったのです。
これもまたウルトラQで何本かある珍作品の一つです。 あまりこういった作品は得意ではないです。
それからこの作品、万城目淳、江戸川由利子、戸川一平の三人が出演していないのです。 これも珍しいです。
カネゴンはなかなかユニークなキャラで、人気もあるようですが、怪物度はかなり低く、トクタサツオとしては?な存在ですね。 やはり怪獣というものは大きくて大暴れするものという感がありますから。
ただ最後は強烈なオチでしたね。
浜田寅彦さん、渡辺文雄さん、野村昭子さんという大物が出演されていらっしゃいますね。 それから二瓶正也さんも御出演です。
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