1971年に久々に放送された「ウルトラ」作品がこれです。
ところがこのウルトラマン、何かウルトラ戦士の中では暗い感じ・・・。
まあこの後の作品にもいろいろあってその先入観、いや後入観というべきかもしれませんが。
先日もお話致しましたように不朽の大作品「ウルトラセブン」の後だけにやりにくかったのも事実かもしれませんが。
「ウルトラマン」のように一応子供向けに行くか、「ウルトラセブン」が進んだ、大人も楽しめる本格的なSF作品でいくのか迷ったのかもしれないですね。
放送時間帯も日曜日午後七時のタケダアワーから、平日に変わってしまいました。
また今度のウルトラマンはあまり強くないのですね、これが・・・。 何かすぐピンチに陥る感がありましたね。
ヒロインが攻撃チームの一員でなかったのも始めてですし、そのため岡隊員という女性隊員の位置づけが中途半端に終わってしまった。
そしてまたそのヒロインの命を奪ってしまうのですからね・・・。 これはやり過ぎだったかな、と・・・。
宇宙人があどけない少年に化けてくるなどというEPもあったし、まあでもこのEPはけっこう見応えがありまして、惹きこまれましたが。
そうそう攻撃チームに岸田隊員(西田建さん、二枚目の悪役俳優ですが、先ごろカツラであることが判明して善玉役が増えた)というイヤな奴が現れたのもこのシリーズが初でしたね。
シーゴラス、シーモンスが出てくる面白い作品もあるのですが、全般に覚えている作品が少ないです。
途中で当時通い始めた学習塾の時間とぶつかってしまい、リアルでは観れなくなりましたが、再放送はほとんと観ていたのですがね。
ただ一つ大きな意義というか道を作ったことがあります。 それは「ウルトラ兄弟」の設定です。
ゾフィー、ウルトラマン、ウルトラセブン、そしてこの帰ってきたウルトラマン(次作品のウルトラマンエースではウルトラマン?世と呼称されていました)が兄弟だというのです。
これは大げさな言い方をすれば、ウルトラシリーズの歴史が変わったと言ってもいいかもしれません。
その意味では大きな展開となったシリーズであったかもしれませんね。
|