今回は石田三成とのお話でした。
どうも一言多い三成。
羽柴秀吉を迎えての宴席でも、直江兼続を愚弄するような言葉を吐き、兼続を怒らせて、場をしらけさせてしまいました。
この場は秀吉が、間に入り、何とか事なきを得ましたが。 ただそれだけでなく、秀吉は三成をかばうような言葉も言いました。
「大変機転が利く男なのだ」と。
「悪い奴ではないのだが、どうも敵をつくってしまう」 「ワシの妻(北政所)が握り飯を与えると涙を流して食べていた」というようなことをも言ったのでした。
直後に兼続は握り飯を持って、再び三成と会いますが、そこでもやや固い態度で、本当には打ち解けていないようです。
「狐」をどうも思い浮かべる兼続でした。
一方後にこの「狐」の石田三成と雌雄を決する戦いを起こす 「狸」こと徳川家康も何かを狙っているようすでした。
その後また石田三成が直江屋敷を訪ねてきました。
兼続は在宅しておらず、他の家臣が応対することになりました。
でもここでも三成は一人だけ、お茶を飲み、上杉家家臣達の杯を受け取ろうと致しませんでした。 そのうえまたまた毒舌を吐き、何人もの人間を怒らせてしまいました。 そのようなところへやっと兼続が帰ってきました。
三成は帰ろうとしていたので、兼続は引止めました。 今晩は泊まっていってくれと。
そのような所へ、領民達が野菜等を届けにやってきました。 彼らとも何の隔たりもなく、会い話す兼続でした。
そしてその夜の宴にも招待するのです。
兼続はその宴会で歌い踊ります。
はじめはまだ疑っていた三成もようやく心を開いてきました。
そしてラスト、ついに三成は心を開きます。
二人はそこで手を取り合いました。
これが大同盟の第一歩であったのでした。
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