ウルトラマン第三話です。
ある江戸時代の城の近くに古井戸がありました。 その井戸から変な音が聞こえるということで、フジアキコ隊員とホシノイサム少年が調査に行きます。
そしてこの城の係員の話では、それは岬の方まで続いているということらしい。 だが最近はもう発電所があったりしてもう切れているのではないか、ということでした。 その時またその変な音がします。
ホシノイサム少年は井戸の中へ入っていきます。
そして中で巨大な生き物の目を見るのでした。
その後地上では地震が起きました。 アキコ隊員も井戸の中へと入っていきます。
地上は何者かが暴れているように、水力発電所が破壊されています。 足跡のようなものができたり、怪獣を見たという報告も入りました。
また当時は地震もないうえに、発電所の電圧が下がるという事件も起きていたのです。
アキコ隊員とホシノ君は海までたどり着き無事でしたが。 二人がムラマツキャップ達と合流して、話をしている時今度は送電所が襲われました。
ハヤタ、アラシ両隊員の前にとうとう一連の事件の原因と思われる、大怪獣が姿を現わします。 この怪獣は電気を食べると姿を現わすという、恐ろしい奴でした。 また触覚から発する、放電光線という武器も持っていました。
この怪獣はホシノ君の話によると伝説の怪獣でネロンガと名づけられました。 ネロンガは何らかの方法で、電気を自分のエネルギーに換えることを会得したようです。
そしてネロンガが次に襲うのは第三火力発電所であると予想されました。
科特隊や防衛隊が火力発電所に向かいました。
そしてやはりネロンガが現れました。
科特隊や防衛隊の総攻撃をものともせずに、ネロンガは大暴れ。 ゆうゆうと電気を吸っていきます。
ホシノ少年はスパイダーショットをこっそりと持ち出し、これでネロンガを攻撃します。 一応命中しますが、すぐにホシノ少年はひっくり返されてしまいました。
駆けつけるハヤタとアラシ。 ハヤタはアラシにホシノ君を頼み、ウルトラマンに変身。
ネロンガに立ち向かうのでした。
ウルトラマンとネロンガの一騎打ちが始まります。
最初はネロンガは突然眼前に現れたウルトラマンにややひるむようすを見せます。 また放電光線を発射しますが、ウルトラマンはびくともしません。
でもやはりネロンガのパワーと体格は大きなもので、ウルトラマンもなかなか苦戦します。 カラータイマーも赤になりました。
がんばれ、ウルトラマン!
ただ戦いの途中でウルトラマンがネロンガの触覚を折ってしまいました。 ここが急所のようなものであったのか、ネロンガはだんだん弱ってきました。
すかさずウルトラマンはネロンガを高々と持ち上げると、岩石落とし。 さすがのネロンガも動かなくなってしまいました。
そして止めの一撃、スペシウム光線。
ネロンガは爆破されたのでした。
ネロンガの怪物度はけっこう大きいです。
スーツは流用品でしたが・・・。 確かパゴスかバラゴンだと思いました。
また物語もよくできていました。 いかにも怪獣物という感じでしたね。
ただあの放電光線は建物は破壊できたのに、何でアラシ隊員は気絶だけで済んだのでしょうか? またウルトラマンが登場した時に何でちょっとひるんだのですかね? 伝説の怪獣が本当にネロンガだとしたら、なぜお侍に退治されてしまったのでしょうか?
ネロンガは意外と謎の多い怪獣のようです。
脚本 山田正弘氏 特殊技術 的場徹氏 撮影 高野宏一氏
ゲストは城の案内人で、林家珍平さんでした。 また中島春雄さんがネロンガのスーツアクターで御出演です。
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