今回あの梅木警部補の婚約者を殺したという男が出所してきます。
梅木は当然刑務所の出口で待っていますが、出てきたのは何と東野刑事課長でした。
そして梅木に、その狙っている男、黒川はもう出所したと告げるのです。
梅木は駆け出しますが、東野は別の二人の部下の刑事に命じて、取り押さえさせるのでした。
梅木はまるで犯人か容疑者のように取調べ室に軟禁されてしまいます。
筒井薫の機転で、加藤啓吾が隣の部屋から電話で話しました。
すると梅木は 「あいつは何をやるかわからない。危険だ」と訴えるのでした。
一応啓吾は黒川の足取りを追いました。
黒川は実の父や母を次々と手にかけていきました。 ただ黒川には、父親に虐待を受け、また母親には見捨てられるという悲惨な過去もあったのです。
その頃啓吾もその私生活で苦しんでいました。 青井茉莉亜が部屋を出て行ってしまったのです。
啓吾は何とか茉莉亜に戻ってきて欲しいと願うのですが、なかなかうまくいかないのでした。
両親を殺害した黒川は今度は前の恋人を狙いました。 それもその本人ではなく、彼女の息子を誘拐したのです。
梅木はある程度予想していたらしく、その前の恋人の家を尋ねたのですが、果たしてそこへ脅迫電話がかかってきました。
そして電話を通してですが、ついに梅木と黒川が、その出所後に対話することになったのです。
黒川は異常性格者の常で誇らしげに犯罪を語りました。
そのかわりまだ子供の命は、取られていないようでした。
愛知中央署は総がかりで子供の行方を捜しますが、なかなか見つかりません。
そこへまた黒川が電話をかけてきました。 そして梅木達警察の捜査の滞りをあざ笑うかのように、余裕の態度なのです。
ただもちろんわざとなのでしょうが、子供が監禁されている場所を捜すヒントのようなことをしゃべったため梅木の機転で何とか誘拐された元恋人の子供は救出されました。
ただ黒川はまたどこかに姿をくらましてしまったのです。
必死に追う啓吾と梅木です。
それでも二人は意見が合わないことが多かったのです。
彼らは今度は黒川の以前働いていた職場に向かいました。
すると突然啓吾の携帯電話に茉莉亜から着信が入りました。
啓吾が電話に出ると何とそれは黒川からの電話だったのです。
黒川は茉莉亜を拉致したようです。 しかも大胆不敵に二人の前に姿を現したのでした。
逆上して拳銃を抜く啓吾。 それを今度は梅木が止めます。
来週いよいよ最終回です。
ここまで物凄い展開でした。
犯人も今回の事件や関連する出来事も全くのフィクションとは思えず、いつでもどこでも起こりそうである、という点が非常に怖さを感じさせますね。
また人間の業というか考え方がもし、少しでも狂ったらどうなるかということも恐ろしいです。
毎回とても惹き込まれています。
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