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一晩で約40万倍も明るさを増し、黄色い丸い点として見えるほどになったほうき星のホームズ彗星(すいせい)を、国立天文台はインターネットで8日夜に動画中継する。
ホームズ彗星は太陽のまわりを約7年周期で回り、先月24〜25日に急激に明るくなった。星の明るさは等級で表され、1等級減るごとに2・5倍になる。23日には約17等だったのが24日には約3・5等、25日未明には約2・9等にまで変化。現在はペルセウス座の方向に見える。
この彗星は、発見された1892年にも急激に明るさを増したことが記録に残っている。彗星が輝いて見えるのは、噴出したガスやちりに太陽の光が反射するから。国立天文台は、急に明るくなった理由は分からないが、明るい状態はしばらく続くとみている。
(2007年11月6日 読売新聞)
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