かつて題名のなかったBLOG

2006年 06月 30日 の記事 (1件)


今日から「チョップ新聞 OnLine」で記事を書きます。

で、私が手作りの「チョップ新聞」を発行していた
1993年〜1995年当時にはまっていた物の思い出なんかを
ネタに書いていこうと思います。

「それは分かりましたが、
タイトルの『カシワズハンター』っていうのは
馬の名前ですか?」


そう。俺が競馬にはまるきっかけとなった馬だよ。
この馬のおかげで、未だに競馬を趣味としているんだし、
感謝の意味も込めて最初に取り上げようと思って。
実際、「チョップ新聞」でも
ほとんど毎回、何らかの競馬の話題を扱ってる。

「え、ちょっと待ってください。
1993年っていったら、先輩の年から数えると‥‥。」


えーと、言っておくが
馬券を買ってたわけじゃないヨ。(棒読み)

「怪しい‥‥けど、これ以上ツッこむのはやめときます。
大変なことになりそうだから。」


当時は老け顔だったので、
まったく怪しまれなかったとだけ言っておこう。

で、カシワズハンターがどんな馬だったかというと、
詳しい成績はこんな感じだそうです。

「どれどれ‥‥?
ん? G?どころか重賞も勝ってないじゃないですか。」


確かに。
コアなファンならジョッキーの「岡潤一郎」を見て
涙していることでしょう。

「それは知りませんけど‥‥、
この馬のどこが競馬にはまるきっかけになったんですか?」


1992年6月28日の「関ヶ原S」。
この日は日曜日。
当時私は特に何もすることがなく、
何となくテレビをつけて、ゴロゴロしてました。

「今と一緒ですね。今は平日もゴロゴロしてますが。」

ほっとけ。
で、その何となくつけてたテレビで見たのが競馬中継。
当然、競馬なんか知らないんで、ボーっと見てただけ。

「その競馬中継で『関ヶ原S』をやってたんですね。」

そう。
この時、カシワズハンターは
ハナ、ハナの3着に負けてるんだけど、
レースの内容が凄かった!

「確かに、3頭が際どい差なんで、興奮したでしょうね。」

あのね、勝った馬はスタートからハナ切って
単騎で逃げてたのね。
2着の馬は、道中は中段からやや後方を進んで、
4コーナー付近から徐々に進出、直線で逃げた馬を
捕らえたけど、そこから逃げてた馬も粘って
叩き合いになったんだ。

「ふむふむ。」

その2頭から後ろは大きく離されて、
誰もがこの2頭で決まったと思ったその時!
大外から猛烈に飛んでくる馬がいた!!

「それがカシワズハンター!」

その通り!
カシワズハンターは道中もずっと最後方、
直線向いたときも後ろから2頭目。
それはもう凄いスピードで、よく
「1頭だけ乗せてるエンジンが違う」なんて言うけど、
まさにそんな感じ。1頭だけ異次元のスピードだったの。
で、先頭の2頭に並んだところでゴール。

「ふ〜ん。」

当時は競馬って、人間で言うと100M走とかみたく、
最初から最後まで全力で走るもんだと思ってたんで、
ああいう「追い込み」っていう戦法があるってことが
めちゃくちゃ衝撃的でねえ。

それ以来、ヒシアマゾン、サクラチトセオーと
自分がファンになる馬は全部追い込みだったなあ‥‥。

「私は知らないですけど、オールドファンが
ミスターシービーの追い込みに惚れるみたいな
感じなんですね。」


そうかも。
カシワズハンターはその後、オープンに上がったものの
残念ながら骨折してしまい、大成はできなかったんだけど、
今でも、あのレースのスピードを思い出すと、
無事に走っていればハンデ戦のG3ぐらいなら
勝てたんじゃないかと思うね。

「私は、脚質問わず、イマイチ君が好きですけどね〜。
ステイゴールドとかナリタトップロードとか。」


まあ、そんなわけで、
競馬に興味のない人も、一度レースをテレビで見てみたら
意外とはまっちゃうかもよ、ってお話でした。

「あれ? 今日はオチがありませんね。」

いいじゃん(笑)、たまには。

「あと、この話についてこれる人って、
誰もいないんじゃないかって気がします。」


いいじゃん(笑)、たまには。

「いや、いつもじゃないんですか?」

さらっと酷いことを!
2006 06/30 15:29:17 | 近況報告 | Comment(0)
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