大連帰国日記

2007年 01月 の記事 (2件)

中国に行ってから叩き込まれた概念の中の一つ。
それは、 スカート=夏服
以前にも触れましたが、中国人は冬、スカートをはく習慣があまりありません。
冬スカートを穿くというのは、極端な話、我々にとって言えば11月にキャミソール一丁で街を歩くようなもの、みたいです。そしてスカート+コートというのは、キャミソール一丁にマフラーと手袋をする、様な感覚みたいです。(極端ですが) 
コイツ寒いのか暑いのか、どっちかにしろよ。ってなるみたいです。

に対し、日本人にとってスカートは、ズボンや靴と同じで、一年中穿くもの。
上半身と下半身は別物で、肩を冷やすと風邪を引くけど、下はそれほど気にしなくても大丈夫、というのが一般的な考えなのでしょうか。
中高生やOLの制服も一年中スカートだし、私服でも冬スカートを穿いていて、なんら不自然なことはないですよね。
日本人の中にはむしろ、「私一年中スカートしか穿きません。」という人も結構いる。なぜか?
まず体型を気にする人。
ズボンというものはヒップから太ももにかけてのライン、形がモロに浮き出ます。
それを気にしてズボンを嫌う女性も結構多い。
それからズボン=ラフ、スカート=フェミニン、なイメージでスカート派の人も多いですね。
またはスカートのほうが購入時に楽だから。
ズボン購入の場合、ウエスト、ヒップ、股上、股下、脚等、合わなければならない場所がいくつもあるのに対し、スカートならウエストとヒップの二ヵ所が合えばOK。
私も長身デカ尻族の一員なので、スカート派の気持ちはよ〜く分かります。


が、中国では冬にスカートなんか穿いたら風邪をひく、とかリウマチになる、とか体に毒、と言われているそう。。
そんなことは私も露知らず、大連一年目は秋口になってもスカートを穿いていました。
すると、、社員のあっちこっちから「寒くないの?!」「なんでスカートなの?!」
と言う声が。
始めのうちは、、人の格好にうるさい人達だなぁ・・・失礼しちゃうワ。。とは思っていたものの、あまり気にしていなかったのですが、11月に入るとまるで変な人みたいな言われ方をし始めたため、やっと事情が分かり、それからは冬スカートを穿くのをキッパリやめちゃいました。

日本人が他に何人かいれば、日本の習慣とはこうなんだ!と示せたものの、私の周りには他に日本人女性がいなかったので、習慣です!という示唆ができなかった。
たまぁに出張等で冬日本に初めて行ってきました!という社員の話を聞くと、
「日本人女性ってキレイ」とか「脚がいい」とか「真冬にミニスカートなんて、挑発だ」という感想を聞きました。
正直私が思うに、外見、スタイルは中国人(大連人)女性の方がず〜〜っといいです。幾何学的な身長、体重等のバランスはホント比にならないと思います。。。;
特に大連は中国の中でもモデルの出身が一位だか二位だかに高い都市。
で、なぜかそんな感想が来るのは、多分日本人の仕草とか、服装でしょう。
スカートとストッキング、80デニール以下のタイツ+形の整ったパンプスやブーツの絶妙なバランスがそういう印象を与えているんでしょう。
(にしても「挑発的だ」までは妄想激しすぎるんじゃないっすかね?)
挑発的な変態女の烙印を捺される前に、やめといた方が無難だな、と悟り、それからは夏以外、私もスカートを穿かなかった。
日本人としてのアイデンティティを潰された気がして、多少のストレスは感じたものの、スカート=夏服という感覚が洗脳されていった。

そして2年。
帰国して会社を見渡すと、半分以上の女性ががスカートではあぁ〜りませんか!
その度にこの人、寒くねぇの?と疑問に思っている自分がいた。タイツ着用なら驚かないけど、ナマ脚だと本当に驚いてしまう。

一番びっくりなのは女子高生。寒空の中のミニスカ。
短い物がピラピラ垂れ下がっていると中を見たくなる、という本能が人間にはあるそうです。
アノ、女子高生スタイルは、そんな人間の本能と高校生と言う身分と学校の規則を応用した、実にセクシーなアイテム。と同時に多少の不健康さを感じるのは私だけでしょうか。

気づいたら、冬にスカートを穿けなくなっている自分がいた。

それにしても夏しかスカート穿けないなんて、中国人の女の子はちょっとかわいそうだなぁ。。。
と思うのは私だけでしょうか。。?
2007 01/24 12:44:01 | none | Comment(0)
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大変長らく放ったらかしにしました。
まだ見ていて下さる方はどれだけいらっしゃるのでしょうか・・・?

更新していなかった理由その1
帰国しちゃいましたから。。
私も、これを見ている方も日本人ですよね〜。んでもってブログのネタにしていたのは海外の生活。
んなわけでもちろん、ネタが大幅に減ってしまいやした。

理由その2
会計職。
今しているのは、とある独立行政法人での会計職。
一日中パソコンのこまっか〜い字を見ています。従ってプライベートでもパソコンに触るのが嫌になってしまったのです。。

理由その3
うちは今、6人家族。家中、デカイ人間が目の前を右往左往しています。
なので彼らを見ているだけで手持ち無沙汰な時間がなくなってしまうのです。。

と言うわけで、大変長らく放ったらかしにしていました。


仕事の方は、、公務員の世界で続けております。
公務員とは、言わずと知れた年功序列の世界。誰もが羨む非接客業。
本当にそれを感じる今日この頃です。
非接客業ゆえか、心の豊かな人は大変多い。従業員同士の言葉遣いもかなり丁寧だし、みんな多趣味!
仕事とプライベートをきっちり分け、趣味や子育てに励んでいる感じがします。
それにしても、趣味ってこんなにもいろいろあるのか、という感じです。絵、相撲、切手、ゴルフETC。身近に画家がいたのにはメチャクチャ驚きました。

年末年始の休暇、ちょっと違う業界が見たいな、という好奇心と貯金がほしい為、リゾート地の単発バイトに参加しました。
時は金なり。
私の配属は伊豆にある某高級リゾートマンションのバイキングレストラン。
バイキングでよかったっすよ。コース料理じゃぁ訳が分からんですもん。
でも結構大変だった。。。体力勝負でした。
ホテルの仕事って朝と夜が忙しく、真ん中が空くんですよね。慣れない生活と体力勝負だったもんで、相当疲れた。

職業柄も普段の非接客とは対極の、究極の接客業。
でも究極の接客業だからか、従業員は裏ではピリピリしていた。
厨房のコックさんたちなんか、言葉が乱暴で喧嘩しているようにさえ見えた。
そういったとき、ピリピリしている人の矛先は単発バイト生に向けられる。特に私は外見が実年齢よりだいぶ若く見えるらしく、かなりピリピリを被った。もちろん中身は理屈の塊なので、黙っては帰らなかったけど。。
やはり人は人に大事にされないと歪んでしまうのかもしれないですね。

このバイトで楽しかったことは、ルームメイトとの談話。
ルームメイトと言っても、私より20歳以上年上の方。
なんで年末バイトにこの位の人がいるんだろうって思ったけど、話を聞いていてキャリアウーマンと判明。
転職活動中のつなぎの仕事、兼業界研究だそう。

すごく頭がよく、話を聞いていて面白かった。
母親とそんなに年変わらないけど、全然違う生活と価値観、人生観。
メチャメチャ所帯染みた母と、バリバリ仕事しているその人。
自分のやりたいことはほとんどしてないような母と、やりたいことはやり尽くし行きたいところは行き尽くしてしまった、というその人。
大家族の母と、離婚してしまったその人。多分彼女は、男性に支配される生活に耐えられなくなってしまったようだった。

対極的な人生を眼前にし、戸惑ってしまった。
もうあまりヒトゴトとは言っていられない年になってしまったから。。;

私は自分の好きなこともしていたいけど、寂しいのは嫌だなぁ。自立もしたいけど、寄りかかりもしたいなぁ。。
日本に帰っていろんな先輩の生き方を見ている今日この頃です。
2007 01/08 19:47:04 | none | Comment(0)
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