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今日のニュースに2005年までの2年間に、FX取引によって約10億8130万円(所得税額約3億9220万円)の所得を得たのに、申告期限までに所得税確定申告書を提出しなかったとあった。
このFX本当に儲かる人は儲かるんですね。
FXは、外貨証拠金取引のことで、1998年4月から行われています。
これは、外国為替及び外国貿易法の改正に伴い誕生したのです。
一応、税理士なので、ここで税についての説明を。
外国為替保証金取引の利益に適用される税金は雑所得です。
雑所得は、給与所得などと合算して税額計算を行います。
従って、高額所得になった場合は、累進課税の適用により最高40%の税率が適用になります。
そして、取引で損失が発生した場合でも、1年1年で計算するため翌年の所得と相殺することができません。
一方、くりっく365は、申告分離課税として一律20%の税率で課税され、株価指数先物取引や商品先物取引など、他の取引所の先物取引と損益通算も可能です。
さらに、確定申告をした年に控除し切れなかった損失については、翌年から3年間にわたり繰越控除を受けることができます。 これは、取引所取引であるくりっく365だけの優遇です。
くりっく365は取引ができる額が他のFXに比べて少ないというデメリットはありますが、税制面からはかなり優遇されています。
どちらを選ぶかは各人の判断ですが、あまりギャンブル性に走らないよう、ほどほどに。
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