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北京オリンピックの男子マラソンで金メダルを取ったサムエル・ワンジルは、金メダルを取った秘訣は「日本で我慢を教わったことだ」と言っていました。
どんなことでもいきなりできるようになることはありません。
最初から天才で何でもできるようになるわけではありません。
全然うまくいかなかったり、辛いこともたくさんあります。
しかし、そんなとき我慢をし、地道にそのときすべきこと、そのときできることを行っていく
その先に成長があるのではないでしょうか?
最近の日本の若者は、我慢ができないと言われています。
就職しても3年も経たずにほとんどが辞めてしまう。
そんな本も出版されています。
どんな仕事だって、3年以上経験しないとその仕事のことはわかりません。
分かったつもりになっても、それを次の仕事に活かすほどその仕事のことを理解できないでしょう。
ある心理学者が成長に対する欲求は、人間が最も求める欲求であると言っています。
人間だけではなく、生物は成長、進化することが、生きる課題とされています。
我慢もせずに成長しない、若しくは上辺だけの成長?
そのような状態では、これからの国際競争の中で生き残っていくのは厳しくなるのではないでしょうか?
少子高齢化や人口減少が、日本では問題となっています。
これからの日本は、高度成長時代以上の成長が必要になります。
その成長のためには、我慢も必要な時期もあります。
これは必要経験だと思います。
しかし、この我慢、あとから考えると私の経験上も、とても大切な経験であり、その体験があったからこそ成長し成功できたのだと思っています。
今一度、金メダリストのサムエル・ワンジルが語った「我慢」を考えはどうでしょうか?
最初は「我慢」でも、それを続けていくとマラソンのランナーズハイのように快感に変わり、楽しくなってきます。
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