松島の次は平泉です。
奥州藤原氏三代の栄華と滅亡の地、ここを訪ねたいと思いつつ、常に通過地点でしかなかった古の都に終にやってきました。
松島から東北本線に乗ってきたのですが、運賃がSUICAでの清算ができない為に、乗車の記録を消されて、現金で支払いをしました。
駅長さんに「ご迷惑をおかけします。」と謝られて、遠方に来たワ〜と、まず感じたのです。
更に、連休最後の日とはいえ、2時頃なのに駅にすら人影がほとんどありません。
松島は観光客が溢れていましたが、この差は・・・遠方という実感がますますしました。
中尊寺まで歩いて20分程。
平泉の町を感じたいと当然の様に歩きました。
「わんこそば」のお店が数件ありましたが、コンビニ等一切無く人家もまばらでした。
と、何やら伝統を感じさせるお店が。
ワクワクするものを感じ、入ってみると、八百年の伝統を持つ「秀衡塗」のお店でした。
「秀衡塗」は天然木に漆塗り、菱形模様が特徴です。
我が家で今使っている「春慶塗」のお盆が痛んできたので、替えを、と物色するものの高すぎます。
たぶん金で模様が描かれているのでしょう、2万から6万位しています。
これらは普段用ではありませんね。
でも何か欲しくて、「めおと」の箸を買う事にしました。
お箸の長さが同じなので不思議に感じ、お店の人に尋ねた所、こちらの方ではこのスタイルが普通との事でした。
奥州の女性の地位は高かったのでしょうか、それとも、良く働くので手が大きかったのでしょうか。
関東との違いもこんな所で感じました。
おまけ
「秀衡塗」の器で「わんこそば」を食べてきました。
給仕無しの定量を食べるタイプでしたが、お味は上々でした。