あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
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ふれあいサウナから帰ってきて、のんびりした後夕食。どんなお魚が食べられるかと期待していたのですが、今日は飛魚が取れたとのことで飛魚のお刺身と、フライなど海鮮物が出ました。私の場合、夕食にはお酒がつき物。昼間宿を出るときに夜はビール3本は飲みたいので冷やして置いてくださいとお願いしておいたのですが、先ずは缶ビールが出てきて、部屋でぐいと1本。しかしながらサッポロビールが無くどうもいまいち。食卓ではビンビールを先ず飲んでみたのですがこれもどうも口に合わない。

それで島酒はあるかとお聞きしたら、焼酎ならあるとのこと。焼酎を飲む前に日本酒を1合熱燗で飲み、焼酎をお願いしました。これは水割りで飲んだのですが、地元で取れたサツマイモを、地元の醸造会社が焼酎にしたものだとのこと。いわゆる芋焼酎なのですがほんのり芋の香りがして美味いのです。それでこれをお土産にしたいので明日帰る時にお願いしますと頼んで、そうとう酔ってしまったので、そのまま部屋に帰りぐっすりと寝てしまいました。

1本買って帰ってきたのですが家で飲んでみますと、どうも青ヶ島で飲んだ味になりません。焼酎の水割りの場合味は混合割合と水の温度、水質によって味が変わるのですが、どうも水質が違っているようです。私の家の水道は、昨年まで日本百名水の一つ言われた「猿庫の泉」系の水道水で、水質は自慢のものですが、かといって何にでも合うわけではありません。

昔、ヨーロッパ6ヶ国ツアーに参加したときは、行く先々でワインを飲んだのですが、フランスのロワール地方で飲んだワインはとても口当たりがよく1本買って日本に送ってくれと言ったら、お店の人から丁重に、「このワインはここで飲むから美味しいのであって、飛行機に揺られたこのワインを日本で飲んでも美味しくありません。」とのこと。フーンそんなものかと思ってそこで何杯か飲んできたのですが、今でも思い出します。

また、つい数年前宮古島に行ったときオリオンビールと言うものをはじめて飲んだのですが、なんだかさらっとしていていくらでも飲めるビールでしたが、東京に帰ってきてレストランでオリオンビールを飲んでみたのですが、味が全く違うのです。暑さは宮古島とそんなに変わらなかったと思うのですが、湿度が全く違い、オリオンビールと言うのはあのからっとした暑さの中ではおいしいが、じっとりと暑い東京では合わないのかななどと思いました。

お酒に限らずお料理にしても、その地域の風土や水質、天候に合ったように作られているものだと言うことを何かの本で読んだ記憶があるのですが、青ヶ島の焼酎は青ヶ島の風土、気候、お水にあったように作られているのかもしれません。ですから旅に出たら、お酒にしてもお料理にしても各地の歴史あるものを頂いてくるのが正解のようです。八丈島では八丈島の周りの島々の焼酎がホテルで飲めましたので比べてみると楽しいと思います。

私たちの南信州には、きくすい酒造、私の故郷には小野酒造、伊那や駒ヶ根にはいくつかのその地の酒造会社がありますので、その地にあったおいしいお酒を造っていってもらいたいものだと思います。
2009 05/24 06:56:24 | none | Comment(0)
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