あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
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昨日中川村教育委員会主催の36災害50周年記念現地を再度訪れてみると言う企画に参加してきて、たおやかな山々が何故そこら中で大崩壊したのかと言うことを理解できたような気がします。

雨も降ったにも降ったでしょうが、昭和36年と言えば私が15歳。中学校3年生の頃で、戦後木材の需要が一挙に増えて、日本中の山々が丸裸。大掛かりな植林は私の記憶では私が高校生の頃からだったように思います。休みともなりますと営林署に植林のアルバイトをしに行ったものです。

たぶん中川村の山々を見ても樹がまだ若いことから私の住んでいた村と同じようなものだと思います。

木材輸入自由化が1960年、それから植林した木々は放置されてしまってまだ小さかった樹は大雨の水を吸収することも、土地をしっかり押さえておくことも出来なかったのだと思います。

回った中にはこんなところも土砂災害に見舞われたのかと言う所もありました。家の少し上にあった腐った古株の所の窪みに雨が浸み込み、なぎが発生したとのことです。

36災害は人災と言う面もあったのかもしれません。

今、野田首相はTPP交渉参加と言うことで張り切っていますが、1960年の木材輸入自由化に引き続き、農業の崩壊をもたらしたら、日本の山間地にある農地はひとたまりも無いでしょう。昨日行った中川村の山村にある田んぼは綺麗に開墾されていて十分な保水力を持っているようでしたが、もう稲作をしても誰にも買ってもらえないという状況になれば、だれも農業には見向きもしなくなって、今は綺麗な田畑も草ぼうぼうとなり、大雨が続けば土砂流出と言うことになるでしょう。

帰ってきて困ったことだとRSSでインターネットを見ていたら、野田首相、自民党の佐藤ゆかり議員の質疑に翻弄されてまともな答弁ができなかったと言う話。

「野田首相、TPPについて何も知らないことが明らかに(2ちゃんねる)「10年で2.7兆」試算もデタラメと発覚」・・・より引用
http://sun.ap.teacup.com/souun/5959.html

?TPPが国内法に優越することを知らなかった
?10年間で関税全廃することを知らず、保護できる関税があると思ってた
?今からでは交渉参加は半年後。条件闘争出来ないことを知らなかった
?ISD条項を知らなかった
?TPPよりASEAN+6が国益であることを隠してた

ついでに、TPP加入でGDPが10年間で2.7兆円増という試算は
「農水業関連の現在の関税や規制を守ったまま」という条件での試算だったことが判明。
全関税を10年内に撤廃するTPPの本質を知らない試算だったらしいと言う話・・・引用終わり


いったいどうなっているのでしょうか。もしこれが本当なら、こんな無責任な人には直ちに総理を辞めてもらいたいですね。勉強不足としかいえません。

2011 11/13 07:48:47 | none | Comment(0)
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