カテゴリ[ 心臓や血管の病気 ]の記事 (5件)

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今回ご紹介していきますのは、赤ちゃんの心臓や血管の病気についてです。
心臓は、左右の右心室、左心室、右心房、左心房からできており、全身に新鮮な血液を送るためのいわばポンプとなり、大切な役割を担っているところです。
しかし、この機能を果たせない赤ちゃんもいます。
それではどのような理由があるのかご紹介していきましょう。

先天性心疾患
・生まれつき心臓に病気のある赤ちゃんの割合は、100人に1人と言われています。
狭心症や心筋梗塞など大人の心臓病と違い、赤ちゃんの心臓病の原因としては遺伝的なものとも言われていますが、はっきりとしたことはわかっておりません。
先天性心疾患の種類は多く、心室中隔欠損症や動脈管開存症や肺動脈狭窄症などが主なもので、症状としてはチアノーゼが挙げられます。
軽症の場合ははっきりとした症状が出ないため気付かないこともあります。
その場合は、乳児健診などで判明することが多いようです。
治療としては、自然治癒もしくは経過観察をしながら赤ちゃんに合った治療をしていきます。

心室中隔欠損症
・この病気は、先天性心疾患の中で赤ちゃんに多い病気のひとつと言われています。
心室中隔とは、左心室と右心室の間の仕切りのことです。
この仕切り(中隔)に穴が開いていることによって肺に送られる血液量が増えてしまい、心臓に負担がかかりますので重症になると呼吸困難などに陥ります。
軽症の場合は症状として出ることはほとんどないですし、5歳くらいまでに自然治癒することもあります。
ですが、穴の大きさが1センチ以上の場合は手術が必要となることもあります。
2009 03/02 23:56:36 | 心臓や血管の病気 | Comment(0)
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前回に引き続き心臓や血管の病気についてご紹介していきます。
赤ちゃんのうちはママもご家族皆様もいろいろと心配なことも多いでしょうが、そんなときは知識が勇気を授けてくれることもありますのでこの機会に覚えておいてはいかがでしょうか。

ファロー四徴症(シチョウショウ)
・心室中隔欠損、肺動脈狭窄(ハイドウミャクキョウサク)、右心室肥大、大動脈騎乗という、以上4つの異常が同時に発生するものです。
これら、代表的心疾患によりチアノーゼを起こします。
重症の場合は、けいれんや呼吸困難を起こします。
手術となるケースがほとんどで、手術まではチアノーゼを起こさないようにするために、泣かせないようにすること、疲れさせないようにすることなどの注意が必要とされます。

肺動脈狭窄症
・右心室から肺動脈への出口が狭くなるために、肺へ血液が流れにくくなる病気です。
赤ちゃんの時期には心雑音(心臓が正常であれば心臓は規則的ですが雑音が聞こえる場合は異常を疑われてしまします。
ですが、まれに異常がないときにも雑音が聞こえることがあります)があるので、症状はわかりにくく成長にしたがって病気が進行し心不全を起こすこともあるので注意が必要です。

後天性心疾患
・生まれた後に病気など何らかの理由によって異常が起こるものですが、先天性のものと比べますと確率的には低いです。
心筋炎やリウマチ性心臓弁膜症や、感染性心内膜症などが代表的です。
最近では、リウマチ熱の減少に伴いリウマチ性心臓弁膜症が減りつつあるようです。
2009 03/02 01:34:07 | 心臓や血管の病気 | Comment(0)
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今回も赤ちゃんの心臓や血管の病気についてご紹介していきます。
心臓や血管は見えない部分ですから、赤ちゃんの様子を日頃からよく見ることや検診などをしっかり受けて早期発見を心がけたいものです。
ですが、あまり過敏になってしまうとママも赤ちゃんも疲れてしまいますので、深刻になりすぎないように注意しましょう。

リウマチ性心臓弁膜症
・リウマチ熱は、熱や心臓に炎症を起こします。
後天性の心臓弁膜症の大部分はこのリウマチ熱の後遺症によって起こると言われています。
リウマチ熱は、熱という名前がついているもののあまり発熱しない場合もあります。
溶連菌が原因で、抵抗力の弱い子供についたとき扁桃炎発病し、リウマチ熱にかかりやすいと言われていますが、最近は少なくなりつつある病気です。
リウマチ性心臓弁膜症の症状としては、倦怠感やうっ血によって腹部に痛みを生じることもあります。
治療としては、軽症の場合は経過観察となりますが、重症になりますと手術をして人口弁に取り換えることもあります。

心筋炎
・ウイルス感染の合併症として起こる病気で、心臓を動かす役目の心筋が炎症を起こします。
症状としては、初めは風邪などの症状ですので風邪が治まれば安心してしまうところですが、問題はこの後に起こります。
突然、呼吸困難やチアノーゼになり意識を失い危険な状態となります。
治療としては、酸素吸入や薬の投与が行われます。
これによって、症状は治まりますが一度心筋炎にかかってしまうと後遺症として不整脈が残りますので経過を観察する必要が出てきます。
2009 03/01 23:44:11 | 心臓や血管の病気 | Comment(0)
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赤ちゃんが何事もなくスクスクと育っていくことは、ママやパパの一番の願いではないでしょうか。
不運にも病気にかかることがあったとしても、適切な処置や経過観察によって治癒することも可能です。
そのためにも適切な対処を覚えておくとよいのではないでしょうか。
前回に引き続いて、赤ちゃんの心臓や血管の病気についてご紹介します。

心筋症
・心筋とは心臓の筋肉のことでこの部分に異常をきたす病気が心筋炎です。
主に、心室の壁が厚くなってしまう肥大型と左心室が拡張してしまう拡張型があります。
いずれの型も心臓に大きな負担となります。
肥大型の症状としては、動悸やめまいなどですがはっきりとした症状が出ないために検診時に見つかることが多い型です。
治療としては、肥大した部分を切除する場合もありますが、基本的には薬物療法が中心となります。
拡張型は、動悸のほかに就寝時にも重苦しさを感じることがあります。
治療としては、薬物療法やペースメーカーなどですが、症状が改善されない場合は移植という選択肢もあります。
日常にも安静を保つなどの制限がでてきてしまう病気です。

川崎病
・この名前は発見者の川崎富作さんという博士からとられたもので、原因はわかっていない病気です。
症状としては、急に発熱しそれとともに全身に発疹が出てきます。
特に年齢が低ければ低いほど重症になりやすく、1週間近く続きます。
治療としては入院治療となり、後遺症の検査もあります。
その場合は、心臓の超音波検査が行われます。
そこで後遺症があった場合は薬物療法となり、後遺症がなかった場合は経過観察となります。
後遺症がなかった場合も安静を保つことは必要となりますので、しばらくは無理をさせないようにしましょう。
2009 03/01 01:40:27 | 心臓や血管の病気 | Comment(0)
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今回も引き続き、赤ちゃんの心臓や血管の病気についてご紹介していきますので、参考になさってください。

不整脈
・心臓のリズムが乱れてしまい速くなったり遅くなったりする病気です。
心疾患で起こるものと、一過性のものがあります。
症状としては、高熱や脈拍が速くなります。
治療としては、原因を明らかにした後に適切な治療が必要となります。

高血圧
・大人同様に、子供にも高血圧はあります。
原因としては、何らかの病気が原因で起こりますので二次性のものです。
症状としては、動悸や息切れなどで心臓の機能が悪化します。
降圧剤などの薬物治療が主な治療となります。
それと同時に生活習慣の見直し、改善も必要となります。

さて、赤ちゃんの心臓や血管の病気をこれまでご紹介してきましたが、ここからは血液の病気についてのお話をさせていただきます。
血液は、赤血球、白血球、血小板の成分で出来ています。
働きとしては、止血やウイルスからの防御などで、栄養素の運搬をしているので重要な役割を担っています。
ぜひ知識のひとつとして覚えてみてはいかがでしょうか。

鉄欠乏性貧血
・これは、鉄分の不足によっておこる病気です。
これは、貧血を起こします。
貧血とは、血液の中の血色素の量や赤血球の数が減っている状態のことです。
症状としては、食欲不振や吐き気、疲れやすさ、体重が増えないなどといったことが起こります。
治療は、鉄分の補給が一番です。
鉄分を多く含む食材を積極的に与えるようにして食事の改善を図りましょう。
2009 02/28 22:37:05 | 心臓や血管の病気 | Comment(0)
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