2009年 03月 01日 の記事 (2件)


今回も赤ちゃんの心臓や血管の病気についてご紹介していきます。
心臓や血管は見えない部分ですから、赤ちゃんの様子を日頃からよく見ることや検診などをしっかり受けて早期発見を心がけたいものです。
ですが、あまり過敏になってしまうとママも赤ちゃんも疲れてしまいますので、深刻になりすぎないように注意しましょう。

リウマチ性心臓弁膜症
・リウマチ熱は、熱や心臓に炎症を起こします。
後天性の心臓弁膜症の大部分はこのリウマチ熱の後遺症によって起こると言われています。
リウマチ熱は、熱という名前がついているもののあまり発熱しない場合もあります。
溶連菌が原因で、抵抗力の弱い子供についたとき扁桃炎発病し、リウマチ熱にかかりやすいと言われていますが、最近は少なくなりつつある病気です。
リウマチ性心臓弁膜症の症状としては、倦怠感やうっ血によって腹部に痛みを生じることもあります。
治療としては、軽症の場合は経過観察となりますが、重症になりますと手術をして人口弁に取り換えることもあります。

心筋炎
・ウイルス感染の合併症として起こる病気で、心臓を動かす役目の心筋が炎症を起こします。
症状としては、初めは風邪などの症状ですので風邪が治まれば安心してしまうところですが、問題はこの後に起こります。
突然、呼吸困難やチアノーゼになり意識を失い危険な状態となります。
治療としては、酸素吸入や薬の投与が行われます。
これによって、症状は治まりますが一度心筋炎にかかってしまうと後遺症として不整脈が残りますので経過を観察する必要が出てきます。
2009 03/01 23:44:11 | 心臓や血管の病気 | Comment(0)
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赤ちゃんが何事もなくスクスクと育っていくことは、ママやパパの一番の願いではないでしょうか。
不運にも病気にかかることがあったとしても、適切な処置や経過観察によって治癒することも可能です。
そのためにも適切な対処を覚えておくとよいのではないでしょうか。
前回に引き続いて、赤ちゃんの心臓や血管の病気についてご紹介します。

心筋症
・心筋とは心臓の筋肉のことでこの部分に異常をきたす病気が心筋炎です。
主に、心室の壁が厚くなってしまう肥大型と左心室が拡張してしまう拡張型があります。
いずれの型も心臓に大きな負担となります。
肥大型の症状としては、動悸やめまいなどですがはっきりとした症状が出ないために検診時に見つかることが多い型です。
治療としては、肥大した部分を切除する場合もありますが、基本的には薬物療法が中心となります。
拡張型は、動悸のほかに就寝時にも重苦しさを感じることがあります。
治療としては、薬物療法やペースメーカーなどですが、症状が改善されない場合は移植という選択肢もあります。
日常にも安静を保つなどの制限がでてきてしまう病気です。

川崎病
・この名前は発見者の川崎富作さんという博士からとられたもので、原因はわかっていない病気です。
症状としては、急に発熱しそれとともに全身に発疹が出てきます。
特に年齢が低ければ低いほど重症になりやすく、1週間近く続きます。
治療としては入院治療となり、後遺症の検査もあります。
その場合は、心臓の超音波検査が行われます。
そこで後遺症があった場合は薬物療法となり、後遺症がなかった場合は経過観察となります。
後遺症がなかった場合も安静を保つことは必要となりますので、しばらくは無理をさせないようにしましょう。
2009 03/01 01:40:27 | 心臓や血管の病気 | Comment(0)
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