便秘を治すにはどんな習慣・方法を取るのが解消法として効果的でしょうか?
|
|
|
便秘になると、イライラしたり、お腹が張ったりという不快症状はもちろんですが、腹痛や腰痛、頭痛や肩こり、にきびなどの肌荒れ、不眠やめまいなどの症状を訴える人も少なくありません。 また、大腸や直腸のポリープやがん、腸閉塞などの重大な病気を引き起こす可能性もあります。 そんなトラブルの原因となる便秘を解消してくれるものの一つに食物繊維があります。
食物繊維は便の量を増やし柔らかくするため、腸のなかの通過時間を短くさせる働きを持っています。 食物繊維が足りなくなることで便が
硬くなり、そのために腸内で停滞したり、便を押し出すことが難しくなったりして便秘になってしまうのです。
食物繊維とは、人の消化酵素では分解されにくい性質を持つ食品成分の総体で、代表的な食物繊維としては、野菜などに含まれるセルロース、ペクチン、動物性食品に含まれるものではチキンなどがあります。 食品では、穀物・いも類・野菜類・きのこ類・果物・海藻類などに多く含まれています。
最近流行の雑穀米は、精白米に比べて10倍以上の食物繊維を含んでいるとも言われています。 食生活の改善と聞くと難しそうなきがしますが、いつもの食事を少し見直すだけで、便秘解消に繋がりそうですね。
尚、食物繊維摂取が有効な便秘は、大腸のぜんどう運動が弱いために起こる弛緩性便秘です。ストレスなどにより大腸が緊張することで起こるけいれん性便秘の場合、食物繊維の摂取は逆効果になることもありますので注意してください。
|
|