便秘を治すにはどんな習慣・方法を取るのが解消法として効果的でしょうか?
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酸化マグネシウムは、便秘薬として昔から広く使われています。 腸の中で水分をひきとめてくれる作用がありますので、便が硬くなるのを防いでくれます。 そして、その刺激で腸の運動も活発になり、排便を促します。 習慣性が少なく、飲み続けても効果が落ちることがありませんので、便秘の症状で医者にかかると、たいていはこの薬が処方されます。 また、他の便秘薬のように腸を刺激することで排便を促すのではなく、便の水分を増大し軟化させることで排便を促しますので、妊婦が服用することでの悪影響も少ないとされています。
ただ、
効果があるのは腸の中にある便に対してですから、薬を飲んだ時に食べた食べ物が便になるまでは効果はあまりありません。 人が食べ物を食べてから便ができるまでの時間は、一般的には24〜48時間ほどかかります。 ですから、効果は服用後1〜3日ほど掛かるということになります。 便秘の人はそれ以上に時間が掛かる場合もあります。
また、酸化マグネシウムを飲む前に出来てしまっている便に対しては効果はありません。 長い間便秘状態が続いている人など、固い便が栓をしたように肛門をふさいでいるような場合は、浣腸などの肛門側からの薬が投与されます。
最近、酸化マグネシムを服用していた高齢者が副作用で死亡するという事故が起こりました。 市販薬を服用する場合はもちろんですが、医者にかかる場合でも、既往歴や現在服用中の薬などはしっかり伝えるようにしましょう。
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