思索に耽る苦行の軌跡

俳句一句





 朔風に 身を曝しての 夢現





                      緋露雪









和歌一首





ぼんやりと 時を過ごして 彼岸に踏み入る





    その吾 さて 何を見出したのか ふっ









                                          緋露雪









詩 一篇





「憂き身」





何を思ふてか





不意に笑ひが吾が内部から迸り出たのだ





だからといって私が吾を許したことにはなるまい





とはいへ私は独りぽつねんと此の世にその憂き身を曝して





生きる覚悟はとっくに出来てゐると思ってゐたが





どうやら私は未だ吾に未練があるらしい





可笑しいだろ





それこんな時は吾を笑ってみるのだ





これが唯一私に残された清廉なるその生き姿なのだ





あの吾が肩に撓んだ蒼穹を私は独りで支へるしかない





しかも直立不動の立ち姿で





とはいへ私は独りぽつねんと此の世にその憂き身を曝して





生きる覚悟はとっくに出来てゐると思ってゐたが





どうやら私は未だ吾に未練があるらしい





哀しいだろ





それそんな時は吾を笑ってみるのだ





――ぷふふぃ。









ほら其処に逆立ちした儒の吾が私の影から逃げようとしてゐるぜ





私はそいつをひょいっと摘まんで喰らったのであった





――苦い! 





今も儒の吾が私の内部で笑ってら





――ぷふふぃ。









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2008 11/01 03:20:58 | 哲学 文学 科学 宗教 | Comment(0)
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