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2008年
6月13日(金) 一青窈のコンサートへ行った。 2年ぶりとなる全国ツアーの広島公演で、会場は広島厚生年金会館だ。 今回は1階15列の真ん中・・・という良席がとれたので、嬉しかった。 ステージ真正面だし、座ってみるとステージが近くて、気分が高まった。
1 Key 2 空中ブランコ 3 ひとりでに 4 つないで手 5 ドミノ 6 アンモナイト 7 指切り 8 モノローグ(詩の朗読) 9 かざぐるま 10 ささやき並木 11 さよならありがと 12 Doorway 13 シャンデリア 14 月天心 15 大家(ダージャー) 16 江戸ポルカ 17 茶番劇 18 もらい泣き 19 どんでん返し 20 栞 21 受け入れて
22 ハナミズキ 23 「ただいま」 24 Key
場面転換に流れた「詩の朗読」をここでは「モノローグ」と書いてます。 これも含めてアンコールまで全24曲。2時間13分のコンサートだった。
最新アルバム『Key』の1曲目に入ってる「Key」の前半部で始まり、 最後はこの「Key」の後半部で終わる・・・という構成。 凝った仕掛けや演出はいくつかの曲に絞り、曲のアレンジも変えたりせず、 彼女の「歌」を丁寧に聴かせようというコンサートだった。 前回のツアーは、それまでのイメージを払拭してカラを破ろうという試みで あれこれ冒険してたけど、今回はそれを少し残しつつも 元の立ち位置に戻したなあ、というステージになっていた。 これは、プロデューサーの武部聡史が、キーボード・音楽監督として 初めてツアーに参加しているので、彼の考えによるものだったのだと思う。
いや〜今回も、というか、前回以上に生で聴く彼女の歌は絶品!だった。 しなやかさと艶が出てきて、気張らず、いい具合に肩の力が抜けてる感じで 気持ちよく歌っていたから、それに浸っているだけで、最高に心地良かった。 前回のツアーから2年で、さらに歌が上手くなってるなぁ〜と思ったよ。 とくに良かったのが、場面転換したあとのアコースティック・コーナー。 「かざぐるま」「ささやき並木」「さよならありがと」と3曲歌ったんだけど、 楽器がシンプルなぶん、歌の上手さと表現力が浮き彫りになって伝わるから、 彼女の声や歌をダイレクトに体感できて、ぞくぞくした。 武部さんのピアノだけで歌った「かざぐるま」には感動したなあ。
後半はね、「月天心」がライブで聴けて嬉しかったし、 彼女が振り付け指導して、「江戸ポルカ」をみんなで踊ったのが楽しかった! で、それ以上に個人的にいちばん盛り上がったのが「どんでん返し」。 今回のアルバムは後半にもってくるような盛り上がり曲がないので、 昨年12月リリースのシングル「ただいま」のカップリングであるこの曲を 絶対、後半の盛り上がりにもってくる!と思っていたし、確信していた。 「もらい泣き」が始まったときに「あ、次にくるな!」と直感したら、その通り、 終わったあとにあのイントロ!!! この瞬間、「よし!よし!きたきた!」と気持ちが舞い上がってしまったけど、 これは嬉しかったし、盛り上がったし、なにより快感だったなぁ〜。 いちばんきてほしいところにドンピシャ!でその曲がくる・・・てのは嬉しいよ。
というわけで、前回と同じく、今回のコンサートもすごく良くて大満足だった。 この人の歌はCD以上にライブが良いから、生で聴くのがいちばん良い。 次回もまた行きたい。ぜひ行きたい。
ただひとつ。 代表曲である「ハナミズキ」は必ず歌うことはわかっているのだから、 アンコールに置くのではなく、本編に入れるべきだ・・・と思った。 本編の世界観とは違うもので、リラックスした空気に入れ替えるのが アンコールだと思うので、この曲ではそういう効果を発揮しないのよ。
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